半導体メーカー、ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)は、同業のクアルコムを1000億ドル(約11兆4100億円)で買収することを検討している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ハイテク分野では過去最大規模となる買収を通じ、無線通信用半導体の市場を支配する巨大企業の構築を目指す。 現金と株式による1株当たり約70ドルの買収案は、向こう数日以内に提示される公算が大きい。協議が公になっていないことを理由に同関係者が匿名を条件に語ったもので、提案が実現しない可能性も残っているという。 クアルコムを買収すれば、ブロードコムはインテル、サムスン電子に次ぐ世界3位の半導体メーカーとなり、毎年10億台超が販売されているスマートフォン向けの半導体では業界リーダーとなる。これまでのハイテク分野の買収では2015年のデルによる670億ドルでのEMC買収が最大。クアルコムは携帯端末を無線通信網
![ブロードコム、11兆円でのクアルコム買収を計画-関係者](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e2e831645c2e2c6e9b8eba93d2e5eb00e374a29d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.bwbx.io%2Fimages%2Fusers%2FiqjWHBFdfxIU%2Fi7DPRnh_ikNQ%2Fv0%2F1200x800.jpg)