全米で16日からハリウッド版が公開される日本の特撮怪獣映画「ゴジラ」が、米国の法廷で優秀な弁護士を味方に付け、知的財産権を侵害した偽物ゴジラと闘い続けている。1954年の誕生から60年を迎えたゴジラは米国でも人気が高く、映画化も今回が2回目。一方で、自動車、玩具、ワインなど多数の商品や広告に無断で使用され、訴訟が絶えない。AP通信は、「米国の法廷では巨大怪獣さえも弁護士が必要だ」と伝えている。(SANKEI EXPRESS) 「ゴジラはディズニーのミッキーマウスと同じくらい法廷で守られているよ」 ゴジラの著作権を持つ映画会社の東宝と1980年代半ばから契約している米ロサンゼルスの弁護士、チャック・シェファード氏はAP通信のインタビューでこう胸を張った。ゴジラの著作権や商標権を侵害し、訴訟に発展したケースは91年以降、32件に上ると明かした。車、ワイン、ラッパー… ハリウッド版「GODZIL