ブックマーク / econ101.jp (7)

  • アンドルー・ポター「X世代はなぜこうまで反動保守的なのだろう?」(2024年7月17日)

    我々X世代が、MTV世代から古き良き共和党(GOP)世代になった真相は、身売りしたのではなく、ノスタルジアの容赦のない力だ。 〔訳注:「X世代」は、「ジェネレーションX」とも呼ばれ、1965年から1970年代生まれの世代を指す言葉(現在2024年で40代後半から50代後半に当たる)。ベビーブーマー(団塊の世代)の次の世代であり、先進国の戦後復興的な基礎価値観から逸脱したような思想を示した世代と一般的に見なされている。イーロン・マスクやフロリダ州知事ロン・デサンティスが世代を代表する人物として語られることもある。日での「新人類」と呼ばれた世代と並べて語られることもある。〕 ドナルド・トランプが次のアメリカ大統領になる可能性は極めて高い。同様に、カナダ保守党の党首であるピエール・ポワリエーヴルが次の首相になる可能性も高い。これらが実現すれば、X世代はついに念願の反動保守政府を手にしたことにな

    アンドルー・ポター「X世代はなぜこうまで反動保守的なのだろう?」(2024年7月17日)
    yarumato
    yarumato 2024/07/30
    “X世代(1965~1980生)は他の世代よりも「国が間違った方向に進んでいる」と思う傾向が強く、バイデンを支持しない傾向、トランプ共和党に投票する傾向が強い。政治的嗜好は、14~24歳の政治的風景に左右される”
  • ジョセフ・ヒース「左派は再分配に傾倒すれば、限定的な支持しか得られないだろう」(2014年9月5日)

    Lessons for the left from Olivia Chow’s faltering campaign Posted by Joseph Heath on September 5, 2014 オリビア・チャウは、トロント市長選に立候補した時点では紛うことなき有力候補だった。なにしろ、対立候補の4人(ジョン・トリー、ロブ・フォード、ジョン・デイヴィッド・ソクナッキ、後に選挙戦から撤退するカレン・スティンツ)は右派で、唯一の左派だったのだ。チャウは(故ジャック・レイトンの未亡人としての)スター性を備えており、(トロントにおける有権者の過半数に近い)可視マイノリティー 〔訳注:黒人やアジア系のような外見上非白人の特徴を持つ人々〕によって明らかに親近感を抱かれる存在であり、最近ハーパーコリンズ [1]訳注:北米の有名出版社 から自伝を出版し、長年にわたって市議を努めてたことでトロント

    ジョセフ・ヒース「左派は再分配に傾倒すれば、限定的な支持しか得られないだろう」(2014年9月5日)
    yarumato
    yarumato 2024/06/14
    “「中道左派」は生産物の増加の恩恵が貧困層に有利となる志向。「中道右派」は富裕層優遇を支持。「強硬右派」には、国家は常に個人的自由を制限する敵。「強硬左派」は、分配的正義が最優先、集団的利益は二の次”
  • ノア・スミス「ウィーブ文化――日本のポップ文化に首ったけの非日本人たち」(2021年4月11日)

    [Noah Smith, “Weebs!” Noahpinion, April 11, 2021; reposted April 7, 2023] 【2023年4月7日の追記】この2週間を日で過ごしていた間,現地のスタートアップ創業者やベンチャーキャピタリストやコンサルタントやあれこれの友人に,「ウィーブ」って単語を聞いたことがあるかって尋ねたけれど,誰ひとりとして知らなくて,びっくりした.なぜって,日文化製品によって,世界規模のサブカルチャーが生まれてるのに,他ならぬ日にいる人たちは,そんなサブカルチャーが存在してることにほぼ気づいてすらいないんだもの.このサブカルチャーは,世間の隅っこの存在でもない――アニメにもなった『SPY×FAMILY』の原作最新刊は,今週,北米でベストセラー1位になっているし,ウクライナの前線に身を置いてる兵士たちはストレス発散のためにピカチュー・ダンス

    ノア・スミス「ウィーブ文化――日本のポップ文化に首ったけの非日本人たち」(2021年4月11日)
    yarumato
    yarumato 2022/06/23
    “日本ポップ文化のファン層は、あらゆる人種(白人や黒人やアジア系)のアメリカ人がいりまじる中立的な集いの場。ウィーブ文化のかなめは,みんなが経験しそびれた十代の恋愛(ロマンス)を取り戻すところ”
  • ノア・スミス「日本の生活水準,低すぎ」(2022年5月24日)

    [Noah Smith, “Japan’s living standards are too low,” Noahpinion, May 24, 2022] 働きづめでも報われない国 日からこんにちはこんにちは! 2週間の旅行でこっちにきてて,せっかくだから日について何か記事を書こうと思う.まずは,経済の話からはじめよう. たいていの人たちが日について最初に気づくのは,各地の都市がいかにすばらしいかってことだ.とりわけ東京は,現代の驚異だ.キレイに刈り込まれた木々に取り囲まれて,設計のしっかりしたぴかぴかのビル群がそびえたっている.レストランやお店や各種の娯楽は目眩がするほど数知れず,どれもこれもすばらしい.どこも混み合ってるけれど,それでいていつもなぜか静謐を感じさせる.そして,ほんの数分歩けば電車の駅にたどり着いて,そこからどこでも必要な場所に向かえる.他のどんな国もおよばない

    ノア・スミス「日本の生活水準,低すぎ」(2022年5月24日)
    yarumato
    yarumato 2022/05/24
    “つまり,日本にいるほぼ誰もが,永遠に身をけずって働きつづけながら,見返りとして十分とはいえない対価しか受け取っていない。社会の平等の実現で企業に大半を頼っているが,企業も努めを果たせなくなっている”
  • ジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日)

    ウォーク政治活動を理解する上で最も重要なのは、これは伝統的なタイプの「反自由主義」とは異なっており、「反自由主義的リベラリズム」の一種であると考えた方がよいということだ。 Joseph Heath: Woke tactics are as important as woke beliefs Woke language hides illiberal tactics in liberal aims Posted by Joseph Heath on June 23, 2021 ここ数年、進歩主義を装った反自由主義が世を覆いつつあったが、ついにアメリカリベラルたちは団結して行動を起こし始めた。リベラルたちは、「ウォーク」〔woke、社会問題に対して目覚めた(=wake)人々を指す〕の政治活動やイデオロギー的影響力の拡散を阻むために、いくつかの組織を創設したのである。〔ウォークと戦う〕リベラル

    ジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日)
    yarumato
    yarumato 2021/11/27
    “表現を検閲したい人々が、処罰を正当化する方法。活動家も、自分の心をかき乱す事実だけでは、その表現が害であると見なすには不十分だと分かる。それゆえ彼らは、表現は身体的・心理的危害を与えると言い張る。”
  • ノア・スミス「脱成長論はろくでもないってみんなも気づきつつある」(2021年9月5日)

    [Noah Smith, “People are realizing that degrowth is bad,” Noahpinion, September 5, 2021] 脱成長論者が提唱してる狂った構想は,地球を救う物の対策からぼくらの気をそらしてしまう幻想だ. 「脱成長」を唱える人たちがいる――地球を救うために経済成長を停止する必要があるのだと,彼らは言う.今回は,これがすごくダメなアイディアである理由を解説する長文記事を書くつもりでいた.ところが,ぼくが書くまでもなく,すでにそういう文章を書いてる人たちやポッドキャストで語ってる人たちが他にいる.たとえば,ブランコ・ミラノビッチ,ケルゼイ・パイパー,エズラ・クラインといった人たちだ.そこで,かわりに今回は各種の脱成長論をカタログにまとめて,その要点をとらえることにしよう. ただ,その前にまずは,標準的な主張を見ておこう.そうす

    ノア・スミス「脱成長論はろくでもないってみんなも気づきつつある」(2021年9月5日)
    yarumato
    yarumato 2021/09/22
    “地球を救うために経済成長を停止するという意見は実際には世界中が拒否するやり方(生活水準が破滅的なまでに低下)だ。実行可能なのは強制的なグリーン経済成長しかない。投資が大量に必要だ。消費は後回しだ”
  • アレックス・タバロック「アクティブ・ラーニングは機能するけれど学生のお気には召さない」(2019年9月9日)

    [Alex Tabarrok, “Active Learning Works But Students Don’t Like It,” Marginal Revolution, September 9, 2019] 一貫して同じ学生と教員を対象にして注意深く実施された実験により,アクティブ・ラーニング〔能動的学習〕の授業の方が学生たちはより多く学ぶものの,このスタイルの授業を学生は嫌い,学ぶものがそれほど多くないと考えていることが明らかになった.べつにものすごく意外な結果ではない――アクティブ・ラーニングは難しくて,学生はまるで自分がバカなような思いをしてしまうものだ.それよりも,イスにふんぞり返ってご立派な講師が巧みな講義でなにもかも単純なように思わせてくれるのを楽しんでいる方がずっとラクだ. 教室での指導法としてアクティブ・ラーニングはよりすぐれていると認識されているものの,近年の大が

    アレックス・タバロック「アクティブ・ラーニングは機能するけれど学生のお気には召さない」(2019年9月9日)
    yarumato
    yarumato 2019/09/19
    “意外な結果ではない――アクティブ・ラーニングは難しくて,学生はまるで自分がバカなような思うものだ.それよりもご立派な講師が巧みな講義でなにもかも単純に思わせてくれるのを楽しんでいる方がずっとラクだ”
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