ブックマーク / note.com/simplearchitect (13)

  • 世界一流エンジニアは自分と考えが真逆だった話|牛尾 剛

    今日はちょっと驚いたことがあったので、自分の記録のためにも書き残しておきたい。 ライブサイトの問題 自分のやっているプロジェクトで問題が起こって、その障害の復旧と調査にあたっていた。問題は大きいが、DividedByZero が起こっている。これはスポットしやすい。 自分の見慣れたコードパスをログを頼りに DividedByZero が起こりうるところを特定する。 実際にそれが起こるところは2点と特定する。 フロントエンドが0台になる アプリケーションの必須の設定が0になっている どちらも通常あり得ないが、どう考えても前者である可能性は低い。もし前者だとしたら、問題はここだけに収まらない。最近変更を他のチームが加えた後者が最も有力だろう。何せ今までそれは起こったことが無いから。調査に協力してくれた Cooper も同意見だった。 問題の特定に時間を使う 残念ながらログが出てないので、調査が

    世界一流エンジニアは自分と考えが真逆だった話|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2024/04/13
    “「最も可能性が高い」と思い込んでいる箇所を調査したが時間がかかりムダ。世界一流の人は複雑には考えてない。実際に可能性を絞り (Narrow it down) 、問題を完璧に理解すらせずに解決”
  • 最近自分がADHD対策でやっていること|牛尾 剛

    私はADHDで短期記憶が最悪で、とても気が散りやすい。些細なことかもしれないが、人にしてはなにやってもめっちゃくちゃ効率わるいし、やる気になるまで相当時間がかかる。よくあるのは休日に「これやらなきゃ」とか思ってスイッチがはいるのが夕の前ぐらいで、夕が始まるからそれも終了…ということもしょっちゅうある。 ADHDの特性の出方はかなり個人差があり、環境によってなにが「困りごと」になるかも様々だから他の人がどんな感じかわからないけど、集中力がクソほどなくて、効率が悪い自分にとって、働きやさ・生きやすさにつながった対処法を紹介したい。 自分が手を動かす前にメモを書く 自分にとってはとても有効な方法で、特に仕事するときとかそうだけど、今から自分が何をするのかの箇条書きを初めて、そこに書かれた通りに作業をする。だから自分は会社に着いたらその日にやることを書きだす癖をつけている。いきなり作業をやり

    最近自分がADHD対策でやっていること|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2024/02/02
    “スイッチがはいるのが夕食の前で、夕食だから終了…も良くある。手を動かす前に箇条書きメモを書き、書かれた通りに作業をする、と心に決めておく。ADHDに良いサプリメント飲む。SpotifyのADHD用セットリストを聴く。”
  • プログラミングというより物事が出来る思考法~実践編|牛尾 剛

    大変多く読んでいただいた「プログラミングというより物事が出来る思考法」というポストや、世界一流エンジニアの思考法の書籍で紹介した内容がある。 私の職場でも、ものすごく出来る人が「実践」しているところを何回も目撃しているので「実践編」として皆さんにシェアしようと思って今回のポストを書いてみた。 タイトルにもある通り、私はエンジニアだが、ビジネス書である書籍と書かれた多くの思考法と同じく、あまりエンジニアリングというものに関係ない要素であると感じている。 上記のポストや書籍でシェアした内容を端的に言うと「理解には時間がかかるがかける価値が十分あり、それによって自分が物事をコントロールしている感覚を身につけることが出来る」という自分の小さな発見だ。私がこのことを最初に発見したのは、新卒の出来る人々との出来事がきっかけだが、今回その小さな自分なりの発見を後押しするような出来事がいくつかあった。それ

    プログラミングというより物事が出来る思考法~実践編|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/12/13
    “書籍に記した内容「理解には時間がかかるがかける価値が十分あり、自分が制御している感覚が身につく。この後の生産性は爆上がりする」 自分が理解していない状態を見逃さない。忙しいからこそ理解に時間を使う”
  • 「Be Lazy」のマネジメントでチームの成果が出る理由|牛尾 剛

    この考え方はマイクロソフトに来てから当に何度も出会ってきた考え方で、ものすごく生産性に貢献する考えなので、ぜひ日でももっと広まってほしいと思っている。これは私オリジナルとかではなく、私は何回も体験しただけで、生産性のことを勉強するといろんなところに出てくる考え方だし、素晴らしい生産性の方に聞くと似たような考えをしていることが多いので質なのだと思う。 自分の環境で実施するのは難しい フィードバックを読んでいるともちろん多くの人は喜んでいただけているようだが、自分の環境ではできる気がしない。お客様が許してくれないだろう。という意見もある。 もちろん、そういう環境では簡単ではないだろう。じゃあどうやったらできるだろう?例えばこのようなブログが読まれて、こういう考え方がもっと一般的になってくればもっとその恩恵を受ける人がもっと増えるかもしれない。だから、微力ではあるが「ソリューション」の一環

    「Be Lazy」のマネジメントでチームの成果が出る理由|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/11/16
    “私のチームではマネージャが、やる予定だった機能を簡単に「今はやらない」する。物量を減らすチームがなぜうまくいくのか? マネージャが自分に面白い仕事を割り当てたくなるよう、みんな頑張るという仕組み”
  • 炎上にビビらずブログ生活をエンジョイする方法|牛尾 剛

    先日友人と話しているとこんなことを言われた。私はよくブログを読んでいただけるのだが、確かに昔はこういう事に悩んでいたこともあった。だから、炎上を恐れることなく、昔の私のように困っている人にもブログを楽しんで欲しいなと思って書いてみました。 自分もnote書くことあるけど、意見とか考えを書くのはハードルが高いなと思うこともある。 自分の意見が炎上/否定されたらちょっと怖いなとか。 だからただただ素直に意見出せるの自体がすごいことだと思う。 友達炎上王子と言われていた私私がマイクロソフトのエヴァンジェリストだった頃、周りの人に良く「炎上王子」と呼ばれていました。当によく炎上したので。 例えばこのブログはよく燃えた。別に燃やしにいっていたわけではない。ただ、素直に自分の意見をシェアしたのだ。 こうやって燃えた場合、特にはてなブックマークあたりでボロカスに書かれる。もちろん喜んでくれる人も多いの

    炎上にビビらずブログ生活をエンジョイする方法|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/11/01
    “他人に遠慮して思っている事を言えないなんて本当にもったいない。ブログの良いところをつぶしている。読者の立場でも、本当の気持ちが入ってないものは面白くない。 炎上コメントは読む価値ないのはスルーする”
  • Pull Request のコメント数を減らすアホみたいなコツ|牛尾 剛

    私は長年 Pull Request のコメント数が多くて何回もレビューを往復することが多くて大変つらかったが最近ものすごく単純なコツに最近きづいたのでそのことをシェアしようと思う。 Pull Requestレビューの悩みこれはならない人はならないので、共感してもらえる人は少ないかもしれないが自分の悩みは Pull Requestのコメント数でこれが当に多い。何がつらいって、レビューのコメントが多いという事は、マージに時間が掛かるということだ。最初にコードを書いてテストして完成させるのは2時間もかかってないのに大抵レビューで何往復もして時間を取られるのが当につらいし、進捗がでないもの嫌だし、時間かかるし、自分が最近解決したい問題の中でも筆頭の問題だった。 何が悪いのだろう?すごく嫌なので物凄く考えたがうまくいかなかった。例えば、英語のスペルミスも良くしたし、ログやコメントの英文にレビュー

    Pull Request のコメント数を減らすアホみたいなコツ|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/07/06
    “コードは書くより、読まれるほうが圧倒的に多い。Pull Requestでは「読者が読みやすく」書く必要がある。読者に「なんでここはこうなってるのだろう」と思わせたら終わりだ。ときには速度よりも重視する必要も”
  • アメリカの職場ではなぜドキュメントも無いのに人が去っても問題ないのだろう?|牛尾 剛

    アメリカの職場にいると、日にいるときよりも身近でレイオフだとか、職を変えるというのを頻繁に見かける。先日もそういう場面があったのだが昔日で働いていた時のことを思い出した。 ドキュメントを書く理由 日のソフトウェア企業にいたときは、「納品物であるから」という理由以外にも、「人がいなくなったときに会社が困るから」という理由でもドキュメントを書くことが推奨されていた。しかし、少なくとも今の職場ではそんな理由でドキュメントを書くのは推奨されていないのに、なぜ問題にならないのだろうとふと思った。 うちのマネージャは、バディ制ににして、みんな休暇できるようにしようとは言っているが、多分当に退職対策ではないと思う。 チームのメンバーが抜けたときも、「とても残念で、ワークロードをどうしようという問題はあるけど、彼女の門出を祝福しよう」言っていた。つまり、こちらでも「工数」は問題になるけど、「引継ぎ

    アメリカの職場ではなぜドキュメントも無いのに人が去っても問題ないのだろう?|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/05/30
    “日本の会社では誰もメンテできないシステムがあった。米マイクロソフトにいると、読めないコードを書く人はいないし、多分書いてもプルリクエストのレビューで拒否される。米国のプログラマはCS卒が基準”
  • AI時代のプログラマの在り方|牛尾 剛

    ChatGPT 4がリリースされてから、近い将来プログラマという職業はどうなってしまうのだろうと、と不安になったのですが、ようやく考え方が整理できたので書いてみたいと思います。 AIと過去のテクノロジーの違い今までもディスラプティブなテクノロジーは自分の人生で何回か登場しています。そもそもパーソナルコンピュータが衝撃的でしたし、自分が大学生の時に体験したインターネットもそうでした。スマートフォンもかなりのものでした。 しかし、私はそれのどれも「脅威」は感じたことがありませんでした。なぜかというと、やりたいなら、それを自分がそれをやればよいので、そんなには困りません。ところが、今回のAIの場合は、たとえAIを自分がやったとしても、そんなに遠くないうちに自分はいらなくなるでしょう。モデルをトレインする人は必要かもしれませんが、たぶんそんなに多くの人は必要ありません。 そうでなければ、AIをイン

    AI時代のプログラマの在り方|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2023/03/30
    “新しいものをすぐに試すのは日本のほうが早い。アメリカの人はスピードを重視しない。エンジニアリングは、小さな地道な積み重ね。専門性を高める事に価値を感じている節がある。そのほうが良いものを作れる”
  • 仕事ができない感から完全脱却してみる|牛尾 剛

    わたしは未だに自分が「仕事ができない」感がある。いや、たぶん思い込みじゃなくて、当にそうだと思う。周りと比べても意味はないのだが、明らかにプログラミングのスピードが遅いし、ソリューションや思考の精緻さに欠ける。アメリカのテックカンパニーの人員削減が盛んだしいつ首になってもおかしくないと思う。 「向いていない」エンジニアへのあこがれアメリカで自分がしたかったことは、今度こそ胸を張って「エンジニアです」といえるようになること。何かを作れる人間になること。これは今までの人生で一度もかなっていないことだ。だから、正直なところ「向いていない」と自覚している。 だから、自分と一緒に働いているVincentに聞いてみた。彼は私よりずっと若いけど仕事をしっかりできる。私よりずっとプログラミングも素早いしロジックをよく覚えているし、複雑なリファクタリングもこなせる。 同僚の要領を得ない回答 彼にどうしたら

    仕事ができない感から完全脱却してみる|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2022/12/08
    “同僚に聞いてもなぜ自分が「仕事できる」か理解してない。バークリー講師ギタリストの動画を見た。勧めてた練習方法は、ものすごくゆっくりテンポから始める。これだ。LeetCodeを一番簡単なレベルから毎日やる決心”
  • アメリカに住んでると誰もDXやってない感じがする話|牛尾 剛

    私はアメリカのシアトルエリアに住んでいるのですが、SNSを通じて日語の情報を見ていると、政府含めてものすごく一生懸命 DX (Digital Transformation) に取り組んでいかないといけない!という気合を感じるのだけど、実際のところ私の観察範囲ではそんな雰囲気を全く感じません。なんでだろう?と思っていたのですが、ふと思い当たることがあったのでシェアしてみたくなりました。 観察範囲での日米の違いアメリカに住んでいると、ソフトウェアを普通使うのはとても普通であり、かなり年配な方でも普通に使います。例えば私の英語の先生は、かなり年配の方ですが、普通にコンピュータを使って授業します。レッスン代は、友達とか、スモールビジネスの間でお金をやり取りできる Venmo というサービスがあるのですが、支払いを忘れてたら、Venmo 使ってはよ振り込んでなと催促されます。 会社でも、どんな高い

    アメリカに住んでると誰もDXやってない感じがする話|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2022/09/23
    “アメリカに住んでいると、年齢を気にすることが少ない。日本では偉い人や高齢者はコンピュータ使えなくてもよい風潮があるが、アメリカにはない。勝手にシステムが定期的に変わり、使わざるを得ない環境。”
  • プログラミングというより物事が出来るようになる思考法|牛尾 剛

    私が人生でずっと悩んで追い求めていたものがついに解決した。それは、なんでも良いから何かが「出来るようになる」ことだ。 昔からいくらその対象に時間をかけても、努力しても、人並みにすらならない。人にやってもらうとか自分がやらないことに関してはうまくいくのだが、自分が何かが出来るようになるということに関しては人生50年目だが、絶望的で、それが自分の自己肯定感や、人並みに生きることへの罪悪感を生んでいた。人生で解決したかった問題 No.1 だ。だからそれをずっと解決しようと頑張ってきた。 ギター演奏での解決方法私はクソ不器用で、なにやってもできないので、人生で出来たらいいことを2つだけ定めた。ギター演奏と、プログラミング。ギター演奏に関しては少し前に解決した。根的な問題を一つ上げるとすると、「ゆっくりから、メトロノームで練習する」これだけだ。 ギターはもう何十年も演奏しているのに弾ける感がなかっ

    プログラミングというより物事が出来るようになる思考法|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2021/11/23
    “理解不十分なのに手を動かすのは非効率。頭がいい人でも理解には時間がかかる。「難しいので10回見直して一時停止してメモ」 理解できない箇所はその場で調べる、聞き直す。頭の良さではなく徹底的理解の習慣”
  • コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと|牛尾 剛

    私はクラウドのプロダクトチームで働いているが、何を隠そう一番苦手で克服できていないことが、コードリーディングだ。ものすごーく時間かかるし、時間かかったうえに読み間違えたりするし、しかもめっちゃ頭使うのに他の人はずっと速いので敗北感しか残らない。先日もマネージャの Pragna に相談したら、最初は2時間かかるけど、3か月もしたら5分で終わるわよ。って言われたけど、いや、そもそも俺4時間は最低かかるねんけどな、、、って感じ。 技術イケメンの皆さんのアドバイス よくよく私のキャリアを考えると、OSSにコントリビュートとかしていることはあったが、めっちゃくちゃ巨大でややこしいコードベースを読んで理解する必要が無いことが多かった。1からコードを書くのは得意だが、他の人のを読んでがっつり理解してとか、どうやったら出来るのかわからない。 当然自分の周りの技術イケメンの皆さんにコツを聞いていたのだが、ど

    コードリーディングのコツは極力コードを読まないこと|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2021/04/17
    “難しいと思ったら才能不足ではなく、何かが間違っているサインと思え。実装はちゃんと動くと信頼して極力見ない。メソッドやクラスの役割やパラメータの理解に注力する。読む個所を極力減らすとラクで正確に判断”
  • ADHDと診断された自分が、人生をコントロール出来ている感覚を獲得する|牛尾 剛

    アメリカでは Thanks giving で珍しく4連休でした。読書と思想に時間を費やした結果、整理に時間を投資することで自分の ADHD 症状を完全に消し去ることが出来たので体験をシェアしておきたいと思います。個人の感想なので、医学的根拠とか一切ありませんが、自分と同じことに苦しむ人のヒントになればと思い筆を執りました。 人生がコントロール出来てない感今まで自分の人生の最大の課題は「何をやっても出来ない」ことで、今年はそのことが解決出来た記念すべき年でした。 ワインバーグ先生の言う通り問題を解決したら次の問題が最大の問題に浮上する。一番大きいやつの次もなかなかの難しいものだ。それは「人生がコントロール出来ていない感」だ。正直な話をすると、今のチームに入ってからパツパツで常に仕事のことばっかりやっている。やらされているわけではなく、そうでないと不安なのだ。 しかも、夜10時ぐらいまでがっつ

    ADHDと診断された自分が、人生をコントロール出来ている感覚を獲得する|牛尾 剛
    yarumato
    yarumato 2020/12/11
    “仕事は楽しいが忙しすぎ。幸せ感のため欲しい人生コントロール感。机周り片付けると頭が整理された感。散らかった家は未完了タスクの塊。リタリン摂取時のすべて完了の感覚。「整理」してないからADHDになってた”
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