サッカーワールドカップ(W杯)は4年に一度のビッグイベント。サッカーファンにとっては神聖な大会だ。ここで「W杯なんかいらない!」なんて書いたら、あちこちから非難を浴びることだろう。だが、日本人の全員がW杯を見ているわけではない。開催費用は膨大で、それでいて、経済効果は今ひとつ。放映権料の高騰やFIFA(国際サッカー連盟)の金銭スキャンダルなど問題はゴロゴロしている。 非難を受けるのは承知で、W杯とFIFAが嫌われる7つの理由を挙げてみた。開催国ブラジルで連日のように続いている反W杯デモや暴動は、決して対岸の火事ではないのだ。 ■日本国民の全員がW杯を見ているわけではない 多くのマスコミは「日本中が熱狂!」「列島が青く染まった!」などと表現しているが、これは嘘である。日本時間15日に行われた日本対コートジボワール戦を生中継したNHK総合の平均視聴率は、前半(午前9時45分〜同10時59