厚生労働省が行った、新型コロナウイルスに感染したことがあるかを調べる抗体検査で、抗体を保有している人の割合が東京都で0.1%となったことについて、東京都医師会の角田徹副会長は、「今回の検査は、相当精密で信用できると考えている。0.1パーセントという結果は人口に対する、これまでに確認された感染者数などから判断すると妥当な結果だと言える」と述べました。 その上で、今回の結果からわかったことについては、「新型コロナウイルスの感染の形態は、インフルエンザウイルスのように普通の生活の中で、たとえば満員電車に乗っているだけで次々にうつるものではないと考えられる。感染の形態はある程度、限定されるので、過度に恐れる必要はなく、3密を避けるなどすれば予防できるとみている」と説明しました。 一方で、「今回の結果はほとんどの人はウイルスに感染していなかったことを示すもので、ワクチンができるまでは多くの人に感染す