7月21日、東南アジアで新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかわず、生産拠点を置く日本企業のサプライチェーン(供給網)に重大な懸念が生じつつある。長期化した場合、自動車だけでなく半導体や機械など幅広い業種の生産下押しになりかねない。写真はタイのアユタヤにあるホンダ工場、2012年3月撮影(2021年 ロイター/Sukree Sukplang) [東京 21日 ロイター] - 東南アジアで新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかわず、生産拠点を置く日本企業のサプライチェーン(供給網)に重大な懸念が生じつつある。長期化した場合、自動車だけでなく半導体や機械など幅広い業種の生産下押しになりかねない。日本の景気回復が輸出頼みとなる中、大きな打撃になるリスクが急浮上している。 ある政府関係者によると、感染状況が悪化しているインドネシアでは、日本企業の社員と家族が約2万人の規模で入国していたが、