時代が江戸から明治に変わると、文明開化の追い風に乗って、人々の生活様式も西洋化していく。衣食住では、和服に代わって洋服が登場し、西洋風の煉瓦建築が現れ、牛鍋屋や西洋料理の店も見られるようになった。 その頃、殖産興業政策を打ち出した明治政府では、1873(明治6)年に大久保利通が内務省を設置し、政府主導のもと、補助金や貸付金による民間産業の育成が図られた。その一環として期待を集めたのが西洋農業の実践であり、その試みのひとつが、ワインづくりだった。 そうした中、山梨で殖産興業政策に取り組んだ人物がいた。山梨県令の藤村紫朗である。彼は日本有数のブドウの産地である山梨が、西洋の酒であるワイン醸造の主流となり得ると見越し、1877(明治10)年、県立葡萄酒醸造所を建設する。 こうした動きよりも一歩早く、まだ行政による支援もない中にあって、甲府の地でワインづくりを試みた民間人が、山田宥教と詫間憲久の二
大阪弁護士会館に行きましたので、隣にある大阪高等裁判所・大阪地方裁判所の建物を見に行きました。報道などではしばしば目にする建物ですが、なかなか巨大な庁舎です。 さて、大阪高裁・地裁は大阪城跡からは少々離れています。そこで、元々何があった場所なのか探ってみるのですが、割と簡単にその手がかりを見つけることができます。佐賀藩の蔵屋敷跡でした。裁判所や弁護士会館のある一帯は、かつては蔵屋敷が建ち並ぶ商業の中心地でした。 大阪控訴院(国立国会図書館ウェブサイトより) 大阪控訴院の時代から、裁判所は変わらず西天満に所在していますので、大阪城からは離れていた場所に立地し続けていることになります。江戸時代にも大阪城代は置かれていましたから、城の権威が弱いということではないと思うのですが、それよりも商業地の中心に裁判所を設置したというところが、実用性を重視する大阪の気風の現れということなんだろうか、などと考
図書館流通センター(以下、TRC)が6月1日に、TRCが運営受託する全国510の図書館で働く図書館スタッフ約7,000名の制服を刷新。新制服デザインは、伊勢谷友介が代表を務める株式会社リバースプロジェクトが組織する「全日本制服委員会」とのコラボレーションによって制作され、そのデザインをミントデザインズ(mintdesigns)が担当した。 「人類が地球に生き残るため」をテーマに様々な社会貢献活動を行うリバースプロジェクトが発足した全日本制服委員会は、伊藤忠商事株式会社と協業し、繊維メーカーと協力しながら“エシカル素材を用いた、再資源化できる制服”の制作プロデュースを行っている。今回、その取り組みに共感したTRCが、全日本制服委員会に新制服の制作を依頼。デザインは、勝井北斗と八木奈央によるファッションブランド、ミントデザインズ(mintdesigns)が担当した。 これまで、ジップアップベス
リサーチ・ナビはInternet Explorerでは動作しません。お手数ですが対応ブラウザ(Chrome, Edge, Firefox, Safari)で閲覧ください。 日本のマンガ作品、マンガに関する文献を調べるためのツールを紹介します。 書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。 1. マンガ作品を探す 国立国会図書館オンライン 当館は納本制度に基づき、1948年以降に国内で刊行されたマンガ(図書、雑誌など)を網羅的に収集・所蔵しています。また、外国で翻訳・刊行された日本のマンガについても、その一部を収集しています。国立国会図書館オンラインの詳細検索画面で、図書・雑誌のタイトルや著者名から検索できます。 マンガの図書の大部分は、請求記号がY16(児童図書に分類される漫画本・漫画読物)またはY84(読物・漫画・雑著)で始まります。また、日本十進分類法(NDC)においては基本的に726.
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