【読売新聞】 津市の補助金を元自治会長の被告の男(61)(詐欺罪で起訴)が詐取したとされる事件で、市議会調査特別委員会(百条委)が24日開かれた。証人尋問で前葉泰幸市長は、詐欺に市幹部が関わっていたことや、市職員が丸刈りや土下座など
【読売新聞】 津市の補助金を元自治会長の被告の男(61)(詐欺罪で起訴)が詐取したとされる事件で、市議会調査特別委員会(百条委)が24日開かれた。証人尋問で前葉泰幸市長は、詐欺に市幹部が関わっていたことや、市職員が丸刈りや土下座など
中央省庁による障害者雇用の水増し問題を受け、改正障害者雇用促進法が7日、参院本会議で全会一致で可決、成立した。省庁が不適切計上をしないよう厚生労働省に調査権限を付与することなどが柱だが、国会審議では、問題が発覚した昨秋以降に採用された障害者2518人のうち、131人が退職したことも明らかになった。専門家は「障害者に定着してもらえる職場づくりが最重要だ」と話す。 改正法成立 定着が課題 「数日間にわたって指示を与えられず、用無しだと感じてしまった」 5月に国土交通省の出先機関に採用され、同月中に退職した40歳代の女性はこう話す。 精神障害を持つ女性は、薬品製造会社の嘱託社員として働いていたが、ハローワークの勧めで出先機関に就職した。最初の数日間は資料整理などの指示を受けたが、その後は上司から「ちょっと待っていて」と繰り返された。同省のホームページを見ながら過ごしたという。会社では正社員と同じ
奈良市は、近鉄高の原駅そばにある市立北部図書館(右京)で、隣接する京都府木津川市の市民に本を貸し出すサービスを始めた。ニュータウンが駅を挟んで両市にまたがり、木津川市民から「本を借りたい」との要望が強かった。奈良市も利用実績に応じて木津川市から得た負担金を、新たな蔵書の購入などに充てることができ、双方にメリットがある。 両市は1月に協定を結び、公共施設の有効活用などを進めている。木津川市民への本の貸し出しも協定の一環で、9月30日からスタートした。 高の原駅は急行の停車駅で、通勤・通学のため、両市民が多く利用している。これまで、木津川市民は北部図書館で閲覧はできたが、本を借りられなかった。 北部図書館は2004年9月にオープンし、蔵書は11万6000冊。奈良市は、木津川市民の利用を全体の2割程度と想定し、木津川市から得られる負担金は年間700万~800万円と見積もる。新たな蔵書の購入に備え
東京医科大(東京)が今年2月に行った医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたことが関係者の話でわかった。女子だけに不利な操作は、受験者側に一切の説明がないまま2011年頃から続いていた。大学の一般入試で性別を対象とした恣意(しい)的な操作が明らかになるのは極めて異例で、議論を呼びそうだ。 東京地検特捜部も、文部科学省の私大支援事業を巡る汚職事件の捜査の過程で、同大によるこうした操作を把握しており、同大は現在、内部調査で事実関係の確認を進めている。 同大医学科の今年の一般入試は、数学・理科・英語のマークシート方式(数学の一部を除く)で1次試験(計400点満点)を実施。2次に進んだ受験者が小論文(100点満点)と面接を受け、1次の得点と合算して合否が決まった。
大阪市出身の建築家・安藤忠雄氏が設計し、大阪市に寄贈する図書館「こども本の森 中之島」(仮称)の基本方針案が27日発表された。入場は無料で、蔵書は2万5000冊。名誉館長に、山中伸弥・京都大教授が就任する予定だ。 建物は鉄筋コンクリート造3階建て(延べ約800平方メートル)で、3層吹き抜けを囲う壁一面に本棚を設けて、「本の森」を表現する。 蔵書については、主に乳幼児から中学生までを対象として、子どもたちの感受性を育て、考える力を養う図書を中心に収集。外国語の本や、仕掛け絵本など、様々な特徴的な本を手に取れるようにして、活字文化の魅力を伝える。 図書館は大阪市北区の中之島公園の市立東洋陶磁美術館東隣に建設し、2019年秋頃の開館を目指す。運営費などを、安藤氏側と市が集める個人・企業の寄付で賄う予定。18年3月末現在、約3億円の寄付が集まっているという。
首脳宣言の採択に向け、詰めの議論を交わすメルケル独首相(中央左)、安倍首相(中央右)、トランプ米大統領(右端)らG7首脳たち(9日、カナダ・シャルルボワで)=ロイター 【ケベック市(カナダ東部)=戸田雄】9日閉幕した先進7か国(G7)による主要国首脳会議(シャルルボワ・サミット)で、首脳らが議論している様子を撮影した写真が話題となっている。 最大の焦点だった貿易問題で、米国と欧州の首脳らが対立し、首脳宣言の採択に難航した様子が見てとれる。 写真は9日、首脳宣言の採択に向けた詰めの議論の場面だ。ドイツ政府が同日のツイッターに投稿した。腕組みして座るトランプ米大統領に対し、メルケル独首相らが身を乗り出して説得し、安倍首相は一歩引いて腕組みしており、各国の立場を表しているかのようだ。
◇国立国会図書館 ◇来年度新館完成 収蔵能力拡張電子化も着々 2002年秋に開業した国立国会図書館関西館(精華町精華台)で、図書資料の収蔵数を増やすため、新しい建物を造る工事が進んでいる。これまでは600万冊の収蔵能力だったが、工事が完了する19年度には1100万冊まで増える。開館から15年余りが経過した関西館の現状を報告する。(橋間督) 学研都市の中心を走る幹線府道に面し、全面ガラス張りで地上4階建ての威容を見せる関西館。そのすぐ裏側で、蔵書保管の書庫棟とする新館(地上7階、地下1階)の工事が進んでいる。来館者が館内を巡る閲覧棟とは役割が違うため、分厚いコンクリートで囲まれた頑丈さが自慢の建物になる予定だ。 関西館は、東京・永田町の東京本館が手狭になったことから建設された。東京での大災害に備え、貴重な資料を守るリスク分散の狙いもあった。 国会図書館は原則18歳以上の利用に限られ、図書の館
金沢龍谷高校(金沢市上安原町)の野球部で4月、1年生の男子部員に対し、男性監督(40)による不適切な言動の指導があり、同校が男性監督を謹慎処分としていたことが10日、わかった。 石川県高野連を通じて事態を把握した日本学生野球協会は11日、審査室会議を開いて同校への正式な処分を決める。 同校によると、4月1日午後、ノックの練習中に、男子部員の集中力が欠けていると感じた男性監督が「ボールが頭に当たったら死ぬぞ」などと発言した。言動にショックを受けた男子部員は翌2日から練習を休み、母親が同校に経緯を説明した。男子部員は現在も不登校の状態が続いている。 学校側は男性監督や他の部員、母親から事情を聞いた上で、「発言は生徒の命を守るためのものだったが、言い方が部員に不安感を抱かせる不適切なものだった」と判断。4月4日から男性監督を部活での指導を禁じる謹慎処分とし、同月7日付で県高野連に報告した。男性監
日本年金機構が委託した業者のデータ入力で約95万2000人分にミスがあった問題は、機構側のずさんな業務管理が一因だった。 うち入力漏れの約8万4000人分で過少支給が判明。さらに約31万8000人分の一部で支給額に誤りがある見通しで、機構は26日にも詳細を公表する。度重なる不祥事に、識者は「体制を抜本的に見直す必要がある」と指摘している。 ◆「まさか」 「まさかスキャナーで読み取っているとは……」。ある厚生労働省幹部は、主なミスの原因が業者の契約に反した入力方法にあり、それを見逃してきた機構のチェックの甘さにあきれた。 機構が所得控除などに関するデータ入力を委託した情報処理会社「SAY企画」(東京都豊島区)は、2人1組で手入力するという本来の入力方法ではなく、スキャナーを使って紙のデータを読み取っていた。機械が誤認識した漢字などが残り、配偶者の所得区分を示す丸印も誤って認識され、過少支給な
◇慶大名誉教授 ミニレクチャーで解説 紀州徳川家第16代当主・徳川頼貞(1892~1954年)による音楽関連コレクション「南葵(なんき)音楽文庫」を公開中の県立図書館(和歌山市)で6日、専門家によるミニレクチャーが開かれ、参加者が紀州徳川家と音楽の関わりを学んだ。 この日の講師は、美山良夫・慶応大名誉教授(音楽史)。第8代将軍となった第5代藩主の吉宗が能楽に通じていたことや、第10代藩主・治宝(はるとみ)が雅楽器を収集していたことを紹介。「紀州徳川家の血脈ともいえる音楽の精神は、南葵音楽文庫に受け継がれている」と結んだ。 和歌山市の主婦下西起代子さん(67)は「県内には徳川家伝来の文化財が少なく残念に思っていたが、素晴らしい文庫がやってきたので良かった」と話した。 ミニレクチャーは毎週土曜午前11時から約30分、10人ほどを対象に開かれている。申し込みは不要で無料。次回(13日)のテーマは
千代田区の区立図書館のホームページが11月上旬にサイバー攻撃を受けてから、1か月近く閲覧できない状態となっている。区によると、個人情報の流出は確認されていないというが、区内の五つの図書館でインターネット上で蔵書検索や本の予約ができず、利用者からは困惑の声も上がっている。 区によると、11月7日夜、図書館ホームページの利用者がアダルトサイトに誘導されるなどの事態が発生。システム運営会社が調査したところ、パスワードを手当たり次第に入力する「総当たり攻撃」を受け、プログラムが不正に書き換えられたことが判明した。 攻撃を受けたのはホームページを管理するシステムで、利用者情報を管理するシステムに被害はなく、個人情報の流出は確認されていないという。区は、ウイルス駆除などのため、11月8日以降、公開を停止した。 区によると、図書館のホームページのシステムを構築したのは約10年前で、来年3月にシステムを全
◇市民から異論も 城陽市は、市民交流の拠点として活用してきた公共施設「文化パルク城陽(文パル)」について、いったん民間会社に売却し、売却先から賃借することで利用を維持する方法を導入することを決めた。市は自主的に使える財源に困窮しており、売却金を鉄道の複線化などの開発事業に充てる考え。公募で選んだ東京の総合リース会社に80億円で売却する。関連の議案を12月定例市議会に提案する。(橋間督) この手法は「セール・アンド・リースバック」と呼ばれる。城陽市はNTT系のNTTファイナンス(N社)に文パルを80億円で売却し、来年度から25年間、毎年3億9960万円の賃料を払い、その後、施設を返還してもらう。N社に支払う総額は99億9000万円で、売却には市議会での議案可決が必要となる。関西では大阪府泉佐野市がこの手法で市総合文化センターを約137億円で売却した例があるが、京都府内では初の取り組みとなる。
◇和歌山市「指定管理者」導入 南海電鉄和歌山市駅の再開発事業に伴い、市が整備する新市民図書館に導入する指定管理者制度を巡り、論争が巻き起こっている。カフェ併設や開館時間の延長などサービス向上が期待される一方、職員や選書の質の低下を不安視する声が上がっている。(久米浩之) ◇サービス向上/選書の質低下 新図書館は2019年10月に開業予定。サービス向上や業務効率化を狙いとして、県内の図書館で初めて民間に運営、管理を任せる同制度を導入する。市議会の6月定例会で制度導入に向けて条例を改正した。開館時間は現在の午前10時~午後8時(土日、祝日は午後6時まで)から午前9時~午後9時に延長し、休館日も減らす。カフェの併設、植物の配置などで快適な読書空間を提供する。 日本図書館協会によると、全国45の中核市で市民1人あたりの貸し出し資料数を比較した調査では、和歌山市は最下位の1・9点と低迷。市には民間に
「会津・庄内を討て」 戊辰戦争の舞台は東北地方に移ります。 官軍の照準はぴたり「朝敵・会津」です。新政府は1868年2月10日、仙台藩に対し「会津藩追討令」を出します。あわせて秋田、盛岡、米沢の各藩には、仙台藩を支援するよう命じました。 会津を討つか、救うか、仙台藩内部の意見は分かれましたが、首席家老らは、「会津征討」に強い疑問を抱いていました。 新政府側は、鳥羽・伏見の戦いで、幕府・会津側が先に発砲したことを「朝敵」の理由に挙げていました。ところが、徳川方は薩摩勢の発砲にやむを得ず応戦したと主張し、明確でなかったからです。 それだけではありません。徳川慶喜は政権を返上し、朝廷に背く意図もない以上、追討の必要はない。そもそも、「禁門の変」で朝敵とされた長州藩には、「寛大な処置」がとられたではなかったか。加えて、再び内戦となれば、諸外国はいかなる動きに出るか計り知れず、国辱を万国にさらすこと
幕末の大阪に蘭学塾の「適塾」を開いた 緒方洪庵 ( おがたこうあん ) (1810~63年)の妻、 八重 ( やえ ) (1822~86年)が親族らにあてた書状約100点が、大阪大適塾記念センターの調査で見つかった。 塾生の福沢諭吉に「おっかさん」と慕われ、病弱な洪庵を献身的に支えた「良妻賢母」の八重が、息子の借金問題に怒りをあらわにするなど、人間味あふれる姿が浮かび上がる。 書状は2014年、現存する適塾の建物(大阪大が管理)で蔵を整理した際、 屏風 ( びょうぶ ) の裏張りに使われた状態で見つかった。同センターがはがして調査しており、内容の検討を今後、進める。書かれた年がはっきりしないが、幕末から明治初めとみられる。 四女の八千代に宛てた書状では、三男の 惟孝 ( これたか ) が「50円」の借金をつくり、困っていることを記す。何のためにいつ借りたのかも分からないようで、〈実ニ 大馬
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