24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=82円台前半の取引となっている。午後1時現在は、前日午後5時時点より53銭円高ドル安の1ドル=82円18〜19銭。対ユーロでは同30銭円高ユーロ安の1ユーロ=113円17〜24銭。 リビアなど中東・北アフリカ情勢の混乱から、投資家の間でリスクを避けようとする動きが強まり、「安全通貨」とみられている円が買われている。一方、原油価格の高騰が米国の景気回復に悪影響を与えるとの見方から、ドルが主要通貨に対して売られている。市場では「短期的には円高圧力が強まっている」(大手銀行為替担当者)との見方が出ている。