システム構築に関する備忘録
第3回 Hyper-Vネットワーク設計のベストプラクティス:Windows Server 2012 R2時代のHyper-Vサーバ設計術(2/3 ページ) 前ページで述べたように、中規模クラスの本番環境を考えると、Hyper-Vホスト1台あたり最低8つの「1Gbpsイーサネット(1GbE、ギガビット・イーサネット)」ポートが必要になる。今後のデータ量増加に備えて余裕も持たせておきたいし、IPストレージ/バックアップ/Hyper-Vレプリカなども考えている場合は、1GbEだと15ポート近くも必要となってしまう。1枚で1GbEを4ポート搭載するカードもあるものの、1Uサーバの最大搭載数(多くは内蔵4ポート+拡張2スロット)を埋め尽くしてしまうか、超過してしまうのが現実だ。 これから仮想化環境を新規に構築するのであれば、5年は耐用できるサイジング設計をするべきだ。扱うデータ量が増えた際に「PCI
2012年5月10日木曜日 10GBaseTイーサネットに関して調べ物 10GbeのインターフェイスにはCX4、SFP+ファイバー、SFP+ダイレクトアタッチカッパー(DAC)、10GBaseTなどがある。 CX4 古い技術で、ケーブルの太さやコネクタの大きさなどから、高集積化には向かない。ケーブル長15mまで。 SFP+ファイバー 10GBase-SR 高価である 低消費電力、ケーブル長300mまで。 サーバにネットワークカードの増設が必用。 SFP+DAC 比較的安価である。ケーブル長は7mまで。 サーバにネットワークカードの増設が必用。 10GBaseT 安価である。 従来、消費電力が大きく、高コストであると思われていたが、最近のプロセステクノロジーによりそうでもなくなった。NICの消費電力が初期の25W/portから6W/portに低下した。 1000BaseTイーサネット
2012年5月14日月曜日 10GBaseTとSFP+DACの比較 タイトルの件について調べ物をしたので、メモ。 レイテンシ 10GBaseTの規格ではエラー無くデータを転送するために、ブロックエンコーディングを行う。そのためには、ブロックサイズ分のデータを送信PHYに読み込み、エンコーディングを行ったのち、送信することが必要である。受信側では、その反対が必要である。規格によると、送受信PHYのペアで2.56μsの遅延を許容している。ブロックデータのサイズを考慮に入れると、リンクあたり2μs以下にすることは不可能である。 SFP+の場合には、ブロックエンコーディングが無く、より単純なエレクトロニクス構成であるため、遅延は典型値で300ns程度である。 それぞれの場合に、さらにメディア遅延を考慮する必用があるが、光であれ電気信号であれ、およそ5ns/m程度である。 最大ケーブル長
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く