テストというのは、基本的にはソースコードの冗長化だと思う。本来ならプロダクトコードだけ書けばよいところを、信頼性を高めるために複数の視点でのコードを追加する。 また、サーバーの冗長化で、2台構成を3台構成にするよりも、はるかに1台構成を2台にするのが難しいように、テストも、10本のテストを20本にするよりも、最初のテスト(プロダクトコードも含めると2本目のコード)を書くのが一番難しい。 テストがソースコードの冗長化であるなら、アクセスのないサイトでサーバーをクラスタリングするのが単なる金や設定時間の無駄であるように、長期的な信頼性の求められないプロダクトにテストを書くことも金の無駄だ。 アクセスが多いのにサーバー冗長化の金を払わない顧客に対してクラスタリング構成を構築する義理がないように、信頼性が求められるのにテストの金を払わず時間も確保しない顧客のためにテストを書いてやる必要もない。もち
Hackという言葉ほど誤解されているものはない。一部のハッカーの行動により、コンピューター犯罪を行なうことだと世間的には定着してしまっている感もある。 だが、本来このHackという言葉は、物事に真摯に向き合い、疑問を解明し、良くするための努力を惜しまない行為を指す。コンピューターソフトウェアの開発力だけでなはく、その行動力や高い志に対して与えられる尊称だ。 Hack For Japanは東日本震災復興の活動を続ける中で、社会におけるさまざまな疑問にぶつかった。もともとはサービスやアプリケーションの開発を通じて震災復興を支援しようとだけ考えていたが、今ではそのHackという活動の精神を社会活動にも適用できるのではないかという想いを持つに至っている。ハッカーやギークの持つ精神や考え方、それを社会活動にも適用してみたい。 本セッションでは、昨年のベストスピーカー賞をいただいた「クラウド時代
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