先日発表されたCUDA 6について、NVIDIAが紹介している新機能をいくつか紹介する。なお、Toolkitはまだ評価できる状態ではないため、NVIDIAの紹介からの推測による記事である。そのため、正確性に欠ける可能性について気を付けたい。 Unified Memoryとは CPUとGPUとの両方からアクセスされることを目的としたメモリ領域である。CPUとGPUとの両方にメモリを確保し、データのコヒーレンシを保つように適宜同期が行われるような実装であると説明されている。 しばしば「CPUとGPUの両方のメモリにアプリケーションが直接アクセスできるようになる」というような表現で紹介しているニュースサイトがあるが、CPU上のメモリをGPUが直接アクセスする機能はすでにCUDA 2.2のときに「Mapped Memory」という機能で実現されている。さらに、CUDA 4.0のときに実装された「