こんにちは、サーバーワークスの三井です。 少しばかり遅くなってしまいましたが、HTTPSやSSH、IPSecなどセキュアな接続に幅広く使われているTLSプロトコルに、「Logjam」と呼ばれる脆弱性が見つかり、日本でもぼちぼち話題となっています。まずは慌てずに状況を確認し、対策を実施しましょう。 (※本記事は、AWS環境でELBを用いたSSL Terminationを行っている方を主たる対象としています。予めご了承ください。) この脆弱性の成立するロジック自体は、3月に大きな話題となった「FREAK」と似ていますが、前者はOpenSSLの実装の脆弱性であったのに対し、今回のLogjamは鍵交換のプロトコル自体に潜在的にある脆弱性です。中間攻撃者にこの脆弱性を悪用されると、TLS通信を暗号強度の低い輸出グレードの暗号方式にダウングレードされ、通信内容が傍受される可能性があります。 クリティカ