Bind Peek をもっと使おうぜ!(柴田 歩) - JPOUG Advent Calendar 2014(Day 5) -歩 柴田
比較的新しいカーネルを採用したLinuxディストリビューションでは、ファイルシステムのI/Oバリア (I/O barrier)機能がデフォルトで有効になっています。例えばRedhat Enterprise Linux (RHEL) 6やSUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11等はインストール直後の状態でext4ファイルシステムのI/Oバリアが有効になっているようです。 I/Oバリアは簡単にいうと、「バリア命令」の後で発行されたI/Oは、バリア命令の前に発行されたI/Oの後に必ず実行されるようにする仕組みです。つまりI/Oの順序(物理ディスクに反映される順番)をまもらせる仕組みといえます。 ファイルシステムにI/Oバリア機能が追加されたのは、ファイルシステムが不整合な状態になる可能性を減らすためです。 そもそも、急な電源断でもファイルシステムの不整合が起こ
明けましておめでとうございます。今年もコンピューター道に邁進して参りますのでよろしくお願いします! さて、今年一発目のネタはMySQL利用時におけるZFSのチューニングについて取り上げようと思う。Solarisに搭載されている機能の中でも最も注目度の高いものの一つであるZFSであるが、MySQLのバックエンドとしてはあまり利用されていないように思う。(そもそもSolarisのユーザー数自体がそれほど多くないという話もあるが。)ZFSは優れたファイルシステムであり、ファイルシステム自体にスナップショット機能が搭載されていたり容量の限界に先が見えない(充分すぎるほど余裕がある)といった管理上のメリットがあり、DBAにとっては垂涎のファイルシステムであると言える。(Linuxで利用出来ないのが難点だが、ZFSを使うためにSolarisを使うのもアリだろう。) MySQL利用時におけるZFSのチュ
なんとなく Jim Gray のページ を見ていたら, "To BLOB or Not To BLOB: Large Object Storage in a Database or a Filesystem?" という記事があった. データベース業界には "ちまいデータは BLOB に入れろ, でかいデータはファイルに置け" という口伝があるらしい. (業界ビトでない私はしらなかった...) でも "でかい" って具体的にどのくらいなんだろう. 実験/ベンチマークをして BLOB とファイルシステムを比較, 疑問に答えましたよというのがこの記事. このごろはビデオや写真をウェブに置くのもふつうになりつつある. そういうメディアなデータを保存する世相を知っておくのはいいかもしれない. 読んでみた. この実験では BLOB の実装に MS SQLServer, ファイルシステムに NTFS を
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