Linuxのネットワークパラメータの一つに、net.core.somaxconnというのがあります。これはlisten(2)の第二引数backlogの上限値となっています。このsomaxconnは一見intに見えますが、実はunsigned shortの範囲の数値しか受け付けません。それを超える数値を入れると黙って切り捨てられます。つまり -1→65535 0→0 65535→65535 65536→0 65537→1 と同じような動作を内部的にします。なので、この値は絶対に0~65535の範囲を超えてはいけません。以下、詳しい説明です。 おことわり: この仕様はLinux 3.11以降変更されており、範囲外の数値を設定できないようになっています。ここに書いてある内容が再現するのは、Linux 3.10以前の古いカーネルのみです。 まずsysctlの定義ですが net/core/sysct
結論 tcp_syncookies = 0 の場合 tcp_max_syn_backlog の 75% を超える half openなコネクション要求が来た場合、dropされる(TCP: drop open request from [IP]/[PORT]) somaxconn と tcp_max_syn_backlogの小さいほうの値を、付近の2の累乗の値に切り上げた数値を超えると、drop (TCP: Possible SYN flooding on port [PORT]. Dropping request.) tcp_syncookies = 1 の場合 somaxconn と tcp_max_syn_backlogの小さいほうの値を、付近の2の累乗の値に切り上げた数値を超えると、cookie送信 (TCP: Possible SYN flooding on port [PORT]
Eclipse Jetty provides a highly scalable and memory-efficient web server and servlet container, supporting many protocols such as HTTP/3,2,1 and WebSocket. Furthermore, the project offers integrations with many other technologies, such as OSGi, JMX, JNDI, JAAS, etc. These components are open source and are freely available for commercial use and distribution under both the EPL2 and Apache2 license
はじめに アクセスが急増すると、応答時間が著しく悪化するサイトはありませんか? 普段は200ミリ秒以内で安定してアクセスをさばいているのに、イベントやらキャンペーンやらを開始した瞬間から、普段の2倍や3倍のアクセスが殺到し、その結果、レスポンスタイムが3秒とか9秒とかかかるようになってしまうことってありますよね。 あるサイトの実状 つい先日まで、そんなサイトが私の目の前にもありました。自社で運営している某ソーシャル系のサイトなんですが、イベント開始時刻と同時にアクセス数が急増するのです。とはいえ、所詮は普段の2倍とか3倍程度の数なのだから、少なくとも1秒以内にレスポンスを返せるくらいの性能は維持したいものです。 しかし実際は困ったことに、応答に3秒以上もかかってしまう処理が大量に発生してしまう状況に陥ってしまっていました。これはきっと、どこかにボトルネックがあるに違いありません。 仮説を立
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