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ブックマーク / blog.livedoor.jp/sowerberry (24)

  • エガートソン (Gauti Eggertsson)、「労働のパラドックス」(1) : M B K 48

    2013年01月12日09:56 カテゴリEggertsson エガートソン (Gauti Eggertsson)、「労働のパラドックス」(1) Gauti Eggertsson, "The Paradox of Toil" (2010) http://www.newyorkfed.org/research/staff_reports/sr433.pdf hasutaku0311さんが、要点をブログの記事でまとめています。「労役のパラドックス」と訳していらっしゃいますが、中身は労働なので、私は「労働」と訳しました。ただし、原語はtoilでlaborではないので、「労働」以外の言葉のほうがいいのかな・・・ ---------- 労働のパラドックス 1 はじめに (Introduction) あなたが目を覚まして、もっと働こうと決意したと想定してみよう。何が起こるだろうか。たぶんあなたは、新し

    エガートソン (Gauti Eggertsson)、「労働のパラドックス」(1) : M B K 48
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    yasudayasu 2017/11/03
    労働のパラドックス
  • Taimur Baig、「デフレのコストを日本の例から考える」(3) : M B K 48

    2013年02月14日20:12 カテゴリデフレ Taimur Baig、「デフレのコストを日の例から考える」(3) Taimur Baig, "Understanding the Costs of Delflation in the Japanese Context" (2003) 上記の論文(IMF Working Paper) の翻訳です。英語の原文はこちら。 前の部分からの続きです。前の部分は → こちら。 ---------- Ⅳ デフレのコスト 金融政策 おそらく最も重要なデフレの影響は、金融政策に対する影響だろう。金融政策は、名目利子率ゼロの制約をずっと受けてきたからである。すでに指摘したように、日銀は低下する物価に対応して、短期の利子率をゼロ下限まで引き下げた。さらに2001年3月から、日銀に置いてある銀行やノンバンクの当座預金残高を目標にした量的緩和策に乗り出した。流動

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    yasudayasu 2015/01/31
    1998年半ばから100から200ベーシストの名目利子率のカットが必要で、そのカットの影響を組込んだ別のGDPの経路をシミュレートするとゼロ制約による産出損失が計算できる。累積損失は2002年にはGDPの約6%
  • Francesco Saraceno, 「労働コスト:誰が異常なのか?」――ドイツもすごいけど、日本にはかなわない : M B K 48

    2015年01月30日12:22 カテゴリデフレ Francesco Saraceno, 「労働コスト:誰が異常なのか?」――ドイツもすごいけど、日にはかなわない フランチェスコ・サラチェーノ(Francesco Saraceno)のブログの記事の翻訳です。1月29日のクルーグマンのブログで引用されていました。 労働コスト(レーバーコスト):誰が異常なのか? Labour Costs: Who is the Outlier? 今、スペインは、ドイツと共に、イタリアやフランスの政策決定者にとって模範的モデルになっている。奇妙な模範的モデルだけど、ここではそれには触れない。よく言われる理由――こういう主張はどれだけ批判しても現れてくる――は、いつもながらの、スペインは身を切るような構造改革を実行し、それがレーバーコスト(労働コスト、人件費)を下げ、競争力を増加させた。だからスペインは成長して

    Francesco Saraceno, 「労働コスト:誰が異常なのか?」――ドイツもすごいけど、日本にはかなわない : M B K 48
    yasudayasu
    yasudayasu 2015/01/31
    ドイツと比較するのはまちがってる。異常値をたたき出している国と比較すべきじゃない。為替によって調整できないことは、不均衡をつくり出した、つまり異常値を出してる国こそが調整することをいっそう重要にする。
  • クルーグマン、「ヨーロッパの状況」 : M B K 48

    2015年01月20日18:30 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「ヨーロッパの状況」 クルーグマンの1月19日のブログの翻訳です。 ヨーロッパの状況 The European Scene 今週、ECBは新しい金融緩和策を発表すると予想されている。ドイツのメディは、もう叫び始めている。ビルト(Bild)は、予想されるドラギの行動は、スペインやギリシャやイタリアやフランスのような危機の直撃を受けた国の改革を遅らせることになる、と警告している。上の表は、昨日の時点でのヨーロッパの長期金利(10年国債)である。 まず最初に「危機の直撃を受けた」フランスを見てみよう: この数字から判断すると、投資家は、フランスに関して相当心配していて、フランスが0.64%の金利(といっても、史上最低んなんだけど)を払ってくれなければ、フランス国債を持ちたくない、と考えていることになる。でも心配する必要

    クルーグマン、「ヨーロッパの状況」 : M B K 48
    yasudayasu
    yasudayasu 2015/01/21
    イギリスの金利が低いのは緊縮財政のおかげだなんて主張はできないことが分かるだろう(訳注 金利が低いのが緊縮財政のおかげなら、スペインは、イギリス以上に緊縮財政ができていることになる)
  • クルーグマン、「緊縮政策をすれば経済が緊縮する」(日本の例からわかったでしょ?) : M B K 48

    2014年11月18日12:30 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「緊縮政策をすれば経済が緊縮する」(日の例からわかったでしょ?) クルーグマンの11月17日のブログ(部分訳)。 ********** 緊縮政策をすれば緊縮になる "Contractionary Policies are Contractionary" 日から悲惨な数字が届いている。ただし、数値の低下を悪く受け取りすぎているように思うけど――これに関して僕はより詳細なデータを知らないが、他の指標はそれほど悪くないようだ。しかし、まったく先を見ず何も考えずに行われた今年春の消費増税が、まだ大きなダメージを与えている、ということは疑問の余地がない。 安倍が消費増税第2ラウンドをするつもりがないのは濃厚なようだ。これはいいニュースだ。 つまり、緊縮政策をすれば、経済が緊縮するのは当たり前なんだ。僕はそのように言うこ

    クルーグマン、「緊縮政策をすれば経済が緊縮する」(日本の例からわかったでしょ?) : M B K 48
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    yasudayasu 2014/11/19
    ドイツの経済学者は、おおまかに二つのグループに分かれる。ケインズを読んだことがないグループと、ケインズを理解できないグループである。
  • M B K 48 : 労働需要が増えていないんだってっさ

    2014年08月27日20:00 カテゴリ 労働需要が増えていないんだってっさ 桐島がそんなこと言うわけないじゃん。   ところが、ブロゴスではそう意見があるのです。最近も就業者数が増えているのは、コストプッシュインフレで実質賃金が低くなったため、企業が実質賃金の低下で利益を増やせるので労働者を増やしただけで、それは労働需要が増えていることにはならない というコメントがありました。  就業者数が増えているのに、労働需要が増えていない、というのなんて、一瞬思考が凍りつくぐらいのショックを与えてくれます。GDPが増加しているのに、GDP成長がマイナスになっている、というのと同じです。(ただし、分母となる労働力人口が増加していると、就業者数が増えていても、労働需要が減少している、と見たほうがいい場合があります。) 2012年前半から、就業者数は80万人以上増加しました。(月ごとに変動するので、同

    M B K 48 : 労働需要が増えていないんだってっさ
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    yasudayasu 2014/08/28
    「企業が実質賃金の低下で利益を増やせるので労働者を増やしただけ」って、これこそ名目賃金の硬直性の問題をインフレを引き上げることで対処する、という政策の目指す主題ですわな。労働需要曲線の右シフトは余波。
  • IS-LMの女王――びしびしいくわよ(年齢制限あり、18禁) : M B K 48

    2014年06月18日20:00 カテゴリ IS-LMの女王――びしびしいくわよ(年齢制限あり、18禁) 一部の経済学者の意見では、経済学でIS-LMを教えるべきではない、ということになっているようなので年齢制限が必要でしょう。18歳以上のかたは、以下の「はい」をクリックせずに先にお進みください。 あなたは18歳以上ですか? はい いいえ 次のような命題を考えてみてください。 ① 金利が下がると、需要が増える(生産量が増える)。 ② 需要が減少すると、金利が下がる。 どちらも正しいです。しかし、よく見ると混乱してきません? じゃあ、金利が下がっていたら、需要は増えているのか、減っているのか? 実はそれだけではどちらかはわからないのです(注1)。 つまり、金利が下がっているからといって、需要が増えている(あるいは増える)とは言えなのです。言葉を変えて言えば、金利が下がっているという現象だけを

    yasudayasu
    yasudayasu 2014/06/19
    ① 金利が下がると、需要が増える(生産量が増える)。 ② 需要が減少すると、金利が下がる。  どちらも正しいです。しかし、よく見ると混乱してきません?  じゃあ、金利が下がっていたら、需要は?
  • クルーグマン、「少数支配階級と金融政策」 : M B K 48

    2014年04月10日20:40 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「少数支配階級と金融政策」 Oligarchy and Monetary Policy http://krugman.blogs.nytimes.com/2014/04/06/oligarchy-and-monetary-policy/ クルーグマンの4月6日のブログの翻訳です。 ********** 少数支配階級と金融政策 Oligarchy and Monetary Policy 僕は最近、適度なインフレ率をターゲットにすることが望ましい、ということをどのように説明するべきか、あるいはどのように説明するべきではないか、という問題について考えていた。先日のブログで書いたように、最新のIMFの World Economic Outlook は、インフレ目標を2%以上に引き上げる必要があるとほのめかしている。しかし

    クルーグマン、「少数支配階級と金融政策」 : M B K 48
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    yasudayasu 2014/04/11
    ある人々にとっては、70年代は本当に最悪の時代なのだ――つまり、金融資産の所有者である。次のグラフは、GDP比での家計が保持している金融資産と、コアインフレ率を示したものである。
  • クルーグマン、「インフレ執着症」 : M B K 48

    2014年03月27日20:00 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「インフレ執着症」 http://www.nytimes.com/2014/03/03/opinion/krugman-the-inflation-obsession.html The Inflation Obsession クルーグマンの3月2日のコラムの翻訳です。 ********** インフレ執着症 The Inflation Obsession 最近、Fedは2008年の重要な年の金融政策会合の議事録を発表した。それを読むと気が滅入るばかりだ。 ひとつには、それによってFedの人々が迫りくる経済危機に対してまったく無策だったということがわかるからだ。しかし、そんなことは今ではみんな知っている。当に衝撃的なのは、彼らがまちがった考えにとりつかれていた、ということが示されるからだ。経済は急降下しつつあった。

    クルーグマン、「インフレ執着症」 : M B K 48
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    yasudayasu 2014/03/29
    Fedは2008年の重要な年の議事録を発表した。2008年の9月16日の会合では―リーマンが崩壊した日の翌日だ!―インフレに関して129回言及に対し失業に関しては26回、体系的なリスクや危機に関してはたった4回。
  • なぜデフレはよくないのか、あるいは、賃上げはベアでお願い、という要求の正当性について : M B K 48

    2014年03月06日18:20 カテゴリデフレ なぜデフレはよくないのか、あるいは、賃上げはベアでお願い、という要求の正当性について まず次の2つのケースを考えてみましょう。 (1) 政府が一時的に定額給付金を配る (2) 給与が増える 定額給付金では、貯蓄に回してしまう人がでてくるのであまり効果がない、とよく言われます。定額給付金は「一時的」だと最初からわかっているからです。そのため消費に回される割合は多くなりません。 いっぽう、給与が増えた場合は、それが今後も続くだろう、となんとなく考えます。そのために、定額給付金と比べれば、消費に回る割合は多くなるのです。 それに、給与が増えた場合、それが続くと考えるのは、必ずしも非合理的ではありません。 経営者がそれは一時的な給付金で来年は必ずなくなる、と明言していない限り、それが一時的かどうかもわかりません。また、賃金は労働者自身の生産性によっ

    なぜデフレはよくないのか、あるいは、賃上げはベアでお願い、という要求の正当性について : M B K 48
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    yasudayasu 2014/03/07
    ベアなんて認めたら将来賃金カットしたいときに困るじゃないか、と思われるかもしれません。しかし、インフレ率が上がるなら賃金調整は可能です(名目賃金が固定されているなら、実質賃金は自動的に低下していく)。
  • M B K 48 : 経済が金利に反応しないだって? 金利のご利用は慎重に(吉川洋、『デフレーション』)

    2014年02月19日18:45 カテゴリピカール・サワールマン書評(経済・経済学) 経済が金利に反応しないだって? 金利のご利用は慎重に(吉川洋、『デフレーション』) ピカール・サワールマンのブログからの転載です。 ********** 経済が金利に反応しないだって? 金利のご利用は慎重に (吉川洋、『デフレーション』の書評も兼ねて)  「経済は金利に反応しなくなっている」―― これがデフレ期によって証明されたように見えるかもしれないが(つまり、「実質金利は下がったが経済は収縮したので、経済は金利に反応しない」というわけだね)、証明されたのはむしろ金利に関する「かんちがい」のほうだ。 デフレーション―“日の慢性病"の全貌を解明する [単行]  このの中にもそういう記述があるね。  実際、日のコールレートは1991年には8.6%、93年にも3%だったのであり、「流動性のわな」と呼ば

    M B K 48 : 経済が金利に反応しないだって? 金利のご利用は慎重に(吉川洋、『デフレーション』)
    yasudayasu
    yasudayasu 2014/03/07
    経済が金利に反応するということは、金利が○○%だから・・、と消費者や企業が金利の「数字」を意識することではない。将来の消費や産出量が成長しそうだから増やすという判断をしたならすでに金利に反応している。
  • M B K 48 : 景気が悪くなって困るのは労働者、(大)企業は困らない

    2014年02月02日20:00 カテゴリピカール・サワールマン 景気が悪くなって困るのは労働者、(大)企業は困らない ピカール・サワールマンのブログからの転載です。 ********** 景気が悪くなって困るのは労働者、(大)企業は困らない  「景気が良くなったって、大企業の利益が増えるだけ」  というようなことを左巻きの人たちがよく言うが、痛くて目も当てられないね。  自分たちでは気の利いたことを言っているつもりでも、支持を得たい人たちから嫌われるようなことを言っているのだから、受けないギャグを言ってしまったお笑い芸人よりも立場は悪い。  なぜなら、景気の影響を直接受けるのが労働者で、企業は景気の影響をそれほど受けないからだ。  景気が悪くなれば労働者の賃金は下がり、失業も増える。一方的にマイナスの影響を受ける。  いっぽう企業にとっては、売上は減るが、賃金が下がり、必要な労働者数や労

    M B K 48 : 景気が悪くなって困るのは労働者、(大)企業は困らない
    yasudayasu
    yasudayasu 2014/02/02
    景気が悪くなれば労働者の賃金は下がり、失業も増える。いっぽう企業にとっては、売上は減るが、賃金が下がり、必要な労働者数や労働時間も減るのでコストが下がる。不況のマイナスの影響は軽減されるのである。
  • クルーグマン、「どうして企業は穏やかな不況が嫌いではないのか?」 : M B K 48

    2013年12月26日16:45 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「どうして企業は穏やかな不況が嫌いではないのか?」 http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/12/25/why-corporations-might-not-mind-moderate-depression/ Why Corporations Might Not Mind Moderate Depression クルーグマンの12月25日のブログの翻訳です。 更新:最後の文章修正しました。drive=(慈善活動などの)運動 という意味でした。 ********** どうして企業は穏やかな不況が嫌いではないのか? Why Corporations Might Not Mind Moderate Depression 今日はクリスマスだ。でも家族のイベントまでまだ時間があるから、昨

    クルーグマン、「どうして企業は穏やかな不況が嫌いではないのか?」 : M B K 48
    yasudayasu
    yasudayasu 2013/12/27
    米国のCOE / CPATAXの比は、概ねレンジ内の日本の従業員給与 / 経常利益の比と異なり、2009~2010辺りで下抜けしてきている。
  • クルーグマン、「労働者の苦境」 : M B K 48

    2013年12月25日16:10 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「労働者の苦境」 http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/12/24/the-plight-of-the-employed/ The Plight of the Employed クルーグマンの12月24日のブログの翻訳です。 ********** 労働者の苦境  The Plight of the Employed マイク・コンツァル (Mike Konczal) が、ワシントンは失業者に対する関心を失ってしまった、と書いている。そして、これはひどいスキャンダルだ、と書いている。しかし、彼は、このスキャンダルを引き起こしている政治経済的状況で重要な役割を果たしていると思わる要因についても指摘している:現在の状況は、現在雇用されている労働者にとっても辛い時なのである。 なぜか。

    クルーグマン、「労働者の苦境」 : M B K 48
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    yasudayasu 2013/12/26
    労働者の交渉力があまりにも弱い。現在の仕事を辞めるか失った場合、その仕事と同じような仕事を得る確率、あるいはどんな仕事でもいいから仕事を得る確率は、かなり低いのだ。労働者はそのことを知っている。
  • クルーグマン、「さあもっといい賃金を」 : M B K 48

    2013年12月03日20:10 カテゴリクルーグマン ブログ最低賃金 クルーグマン、「さあもっといい賃金を」 http://www.nytimes.com/2013/12/02/opinion/krugman-better-pay-now.html Better Pay Now クルーグマンの12月1日のコラムの翻訳です。 ********** さあもっといい賃金を Better Pay Now この時期は楽しい季節である――楽しいかどうかは別にしてもショッピングモールで買い物をする時間が多くなる季節である。またこの時期は、自分より恵まれていない人々の苦境を考えさせられる時でもある――例えば、レジの向こう側にいる人たちのことである。 過去数十年間は多くのアメリカの労働者にとってつらい時代だった。とりわけ、小売り業で雇用されている人々――あなたが住んでいる街のウォルマートで働いている店員や

    クルーグマン、「さあもっといい賃金を」 : M B K 48
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    yasudayasu 2013/12/04
    買い手の交渉力を削ぐ点で最低賃金は必要だしインフレに遅れをとり続けていた分の調整をしないとその効果も弱いので最低賃金引上げは望ましいけど、賃金上昇による外部性はあまり期待できないだろうな。
  • L.サマーズ、「相対的賃金、効率賃金、ケインズ的失業」(2) : M B K 48

    2013年11月01日20:45 カテゴリL.サマーズ名目賃金・実質賃金 L.サマーズ、「相対的賃金、効率賃金、ケインズ的失業」(2) Lawrence H. Summers, "Relative wages, Efficiency wages, and Keynesian Unemployment" (1988) http://www.nber.org/papers/w2590.pdf 前の部分(翻訳)は → こちら。 ********** Ⅱ 相対賃金、インサイダーの交渉力、構造的失業 前の議論では、企業は利潤を最大化する賃金を自由に設定できるという仮定を保持していた。最近の失業に関する大きなテーマは――特にヨーロッパの文脈においては――賃金が労働者と企業との――暗黙のものであれ明示的なものであれ――交渉によって決まるというものである。そのような交渉は、明らかに労働組合との関連で生じる

  • ジャレド・バーンスタイン、「どうして労働分配率は下がっているのか」 : M B K 48

    2013年10月23日20:38 カテゴリ ジャレド・バーンスタイン、「どうして労働分配率は下がっているのか」 http://economix.blogs.nytimes.com/2013/09/09/why-labors-share-of-income-is-falling/ JARED BERNSTEIN, "Why Labor’s Share of Income Is Falling" Economix (NY Times) の9月9日のブログの記事の翻訳です。 ********** どうして労働分配率は下がっているのか  Why Labor’s Share of Income Is Falling 私は、ファーストフード業界の賃上げを求めるストライキに関する記事で、ストライキをする労働者と、今期もまた記録的な利潤を得た銀行業界とを対比した。実際格差を気にしている多くの人が気づいてい

    ジャレド・バーンスタイン、「どうして労働分配率は下がっているのか」 : M B K 48
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    yasudayasu 2013/10/24
    労働分配率の低下は、政治体制が異なっても、貿易黒字の国でも貿易赤字の国でも、労働組合の組織率が高い国でも低い国でも、資本集約が進んでいる国でもそうでない国でも起こっている
  • M B K 48 : なぜ「正規雇用」は嫌われたのか(ひとつの見方・・・ とおまけ、「甦るマルクス」)

    2013年09月25日00:05 カテゴリ なぜ「正規雇用」は嫌われたのか(ひとつの見方・・・ とおまけ、「甦るマルクス」) ピカール・サワールマンのブログからの転載です。 ********** なぜ「正規雇用」は嫌われたのか(ひとつの見方)   マルクスだったらこう考える (光文社新書) [新書]  『マルクスだったらこう考える』というがあるが、なんかインパクトが弱い。これでは『テルマエ・ロマエ』に負けている。  マルクスが現代の日に甦ってきたら、何をするだろうか。資主義があいかわらず続いているのを見て、社会主義革命がいまだに達成されていないのか、と落胆するだろうか。あるいは、自分の考えが正しかったと思うだろうか?  もしかするとマルクスは、貨幣そのものが「商品」になっていることに驚くかもしれない。しかし、これはマルクスがほとんど重視していなかった貨幣退蔵がより意味をもっていた(貨

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    yasudayasu 2013/09/25
    リスク中立的な企業は、リスク回避的な正規雇用者に対して、業績が悪い時に支払いを増やす(平準化する)保険を提供していたが、長引く不景気でその保険を支払う事案が増加したので、もう保険を提供したくなくなった
  • クルーグマン、「銀行派、労働者、オバマ、サマーズ」 : M B K 48

    2013年09月01日15:41 カテゴリクルーグマン ブログ クルーグマン、「銀行派、労働者、オバマ、サマーズ」 http://krugman.blogs.nytimes.com/2013/08/31/bankers-workers-obama-and-summers/ "Bankers, Workers, Obama and Summers" クルーグマンの8月31日のブログの翻訳です。 ********** 銀行派、労働者、オバマ、サマーズ  "Bankers, Workers, Obama and Summers" ブラッド・デロングが中央銀行の異なる2つの見方について素晴らしい記事を書いている。まず「銀行派」 (banking camp) がいる。彼らは、中央銀行の仕事は金融システムの安定化を確実にすることだと考えている。以上。たぶん物価の安定化も含まれるのだろう。もうひとつのグ

    クルーグマン、「銀行派、労働者、オバマ、サマーズ」 : M B K 48
    yasudayasu
    yasudayasu 2013/09/02
    「銀行派」。彼らは、中銀の仕事は金融システム安定化を確実にすること。以上。「マクロ経済学派」。彼らは、中銀の仕事は完全雇用を達成すること。金融の安定化や物価の安定化も完全雇用を目指すことと矛盾ない。
  • 3分でわかる(?)クルーグマンの「復活だぁっ!」("It's Baaack!) モデル: 誰かさんのせいで1分のおまけ付き : M B K 48

    2013年08月28日19:33 カテゴリクルーグマン 3分でわかる(?)クルーグマンの「復活だぁっ!」("It's Baaack!) モデル: 誰かさんのせいで1分のおまけ付き (時間がないかたはこちらをどうぞ。) (1) クルーグマンの論文 ("It's Baaack!)  で中心になっている方程式(一般にオイラー方程式と呼ばれています)は、単純化して表わせば上記のようになります(クルーグマンの論文では効用関数は危険回避度一定の効用関数でしたが、ここではより単純化して対数型の効用関数としています。また、以下の議論では割引因子Dの影響は考慮していません)。 添え字は 1 が現在を表わしていて、2 は将来を表わしています。 この関係から、将来の消費 C2 が現在の消費 C1 に比べて増加するなら、実質利子率(右辺の r )は大きくなり、将来の消費 C2 が現在の消費 C1 に比べて減少する

    yasudayasu
    yasudayasu 2013/08/29
    「均衡実質金利」と、「国債市場と物価予想で決まる実質金利」とが別物であることさえわかれば。実質金利とだけ言って両者の性質を混ぜた議論には要注意。