現在、米国でセキュリティ関係者やスマートフォンユーザーを騒がせている問題に「Carrier IQ」というソフトウェアの存在がある。これは携帯電話に組み込まれて出荷され、ネットワーク品質や端末の改良に利用するデータを収集する役割があるという。だが、ある研究者が必要以上にデータの収集を行って開発企業へとデータを送信している形跡があるとの報告を行ったところ、当該企業から訴訟を突きつけられて口止めを要求されたことで問題が拡大、その影響範囲や技術の適正さを巡って論争が続いている。 この背景の解説についてはWiredの記事が詳しい。Carrier IQは、携帯電話に組み込みソフトウェアとしてツールを導入することで、ネットワークや端末の品質改善に必要なデータを収集し、それを適時携帯キャリアや端末メーカーにフィードバックするビジネスを展開している。Wiredによれば、Android、BlackBerry、