【ソウル=稲田清英】道沿いの風景をインターネット上で提供する米検索大手グーグルの「ストリートビュー」の撮影車が個人データも集めていた問題で、韓国警察当局は14日までに、グーグル本社を通信の情報保護などに関する法に違反した疑いで、書類送検する方針を明らかにした。 韓国警察によると、グーグルは韓国内で2009年10月〜10年5月ごろにかけて撮影車を走らせた際、無線LANを通じてやりとりされた約60万人分の電子メールなどの個人データを無断で収集、蓄積していたという。 韓国警察は昨年8月、グーグル韓国法人を強制捜査。押収したハードディスクを分析して無断収集が確認できたとしている。同様の問題は日本や欧米などでも起きており、各国当局が調査しているが、韓国メディアは、「立件は韓国が初」と報じている。 一方、グーグルは韓国の公式ブログを通じ、「データ収集はミスであり、韓国の法律に違反していないと信じ