@ITに調査で分かったIPv6のお寒い状況というストレートな記事が掲載されている。IPv6普及・高度化推進協議会が3月30日に公表したIPv6についての調査結果に関する記事であるが、調査に回答があった国内ISPの22社のうち、商用か実験でIPv6接続サービスを行っているまたはサービス提供を予定しているISPはわずか1社、 残りの21社は「提供予定はない」と答えたそうだ。IPv6接続サービスを行わない理由は「情報が不足している」が最多で、次いで「IPの現在の割当数で十分」、「上位のISPが提供していない」となり、「利用者ニーズがない」やそもそも「IPv4の枯渇は心配していない」という回答もあったらしい。 IPアドレスの枯渇Xデーは2011年という話もあり、 APNIC/JPNICにIPv4割振り停止を宣言させる動きというのもあるようだが、現場では切実な問題とはなっていないようだ。