都知事選が今週から始まる。「メディアがどう伝えるか?」にも注目だ。 政治記者といえばこれまではどんな「文化」だったのか? 毎日新聞の記者たちが書いた『汚れた桜 「桜を見る会」疑惑に迫った49日』(毎日新聞出版、2020年)を抜粋する。 《記者会見などのオープンな場での取材よりも、水面下で入手する独自情報を重視する政治記者の文化だ。》 なるほど、わかりやすく言えば“田崎史郎的な文化”である。 記者も「見られている」 《オフレコ重視の文化がずっと続いてきたのは確かであり、その積み重ねが記者会見の軽視を生み、そして形骸化を生んでいる側面があることは否めない。》 しかし時代は変わりつつある。 《SNSを通じて読者の反応がリアルタイムで返ってくるため、記者も「見られている」意識をより強く持つようになっているのだ。》 そう、記者も見られている。やはり記者会見は重要だ。記憶に新しいところでは、昨年行われ
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