© 牧野圭祐・小学館/「月とライカと吸血姫」製作委員会 歴史と不思議が香る「月とライカと吸血姫」。1話では宇宙飛行士候補生のレフと吸血鬼のイリナの出会いが描かれる。本作が色濃く持つ史実からの影響は、けして単なるモデルの役割に留まらない。 月とライカと吸血姫 第1話「ノスフェラトゥ計画」 1960年、世界を二分する両大国の宇宙開発戦争が激化するなか、宇宙飛行士を目指す青年レフ・レプスは、ある日、極秘の任務を命じられる。 それは人類初の有人飛行を前に、実験体として吸血鬼を宇宙に送る計画――『ノスフェラトゥ計画』のため、イリナ・ルミネスクという少女を飛行士として訓練すること。 吸血鬼は『呪われし種族』と忌み嫌われ、恐れられる存在。不安を抱きながらも、レフは彼女のいる監房へと向かう―― (公式サイトあらすじより) 1.混同の欠陥 2.峻別の陥穽 3.混同と峻別の狭間 感想 1.混同の欠陥 © 牧野