2005年07月14日15:17 カテゴリ書評/画評/品評 玉置さんの勉強 ここで「成人コミック」を取り上げるのは初めてかも知れない。 となりのお姉さん 玉置勉強 玉置勉強に関しては、夜伽ばなしのオビの安野モヨコの評が一番的確だろう。 たまおきさんのまんがはとてもエロい。エロくて愛しく切ないの。 野暮を承知でどうエロく、愛しく切ないのかをちょっとだけ解説したい。そのためにはアンソロジーである本書を取り上げるのが適切だ。 玉置勉強は、エロマンガ家だ。どの作品もきっちり「ヤッテ」いる。性器の描写も緻密で正確だし(だから正文館裁判みたいな悲劇に見舞われないことを切に祈る)、擬音から台詞まで、きっちりエロい。 ときどき「エロマンガは、エロさえ入っていれば何でもやれる」という人がいて、私もそれゆえエロマンガをかなりの数蒐集しているのだが(多分普通の人が持っている本全部より多いと思う)、玉置先生は「エ