IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、組織における内部不正の防止を推進していくために、内部不正の発生状況および誘導要因等に関する基礎的な調査として「組織内部者の不正行為によるインシデント調査」を実施し、その報告書を2012年7月17日(火)から、IPAのウェブサイトで公開しました。 URL:http://www.ipa.go.jp/security/fy23/reports/insider/index.html 昨今、企業や組織では、情報漏洩やウイルス感染等の情報セキュリティインシデント(*1)が相次いでいます。その目的もこれまでの愉快犯的なものから経済的な利得へと移行しており、その被害もますます深刻化しています。情報セキュリティインシデントは、発生原因として、組織外部からの攻撃と組織内部の不正行為の大きく2つに分けることができます。海外の調査(*2)では、漏洩した