以前、第2回プログラマのための勉強会 というところで「時計の世界の整数論」という発表をしました。 「時計の世界の整数論」は, が素数のときの 上での整数論についてまとめたものです。その中で以下の定理がありました。 図は, として におけるべき乗をすべて列挙した表ですが, において, の間に のすべての数が巡回されていることが分かります。 このような元 のことを「原始根」と呼びます。素数 においては以下の「原始根定理」が成り立つことが知られています。 原始根定理: が素数のとき, においては,少なくとも1つの原始根が存在する. における原始根は, の4つですね。 ところで,上の発表を作っているときは,原始根 は,特に法則なくたまたま現れるのだと考えていました。原始根は少なくとも1つはあることが分かるけれど,実際に計算してみないと,その個数も分からないのであると。 私のお気に入りである以下の整
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