「あいちトリエンナーレ2019」をめぐって、私には3つの当事者としての立場がある。 まず、展覧会に長年携わってきた者として。 15年間、展覧会の企画、設計、制作からマネジメントまでを行ってきた。 文化庁の仕事もしている。 また13年間ミュージアムに勤め、中からその活動や運営を体験し、また精力的かつ真摯に、意義ある場をつくろうと頑張る人々を見てきた。私もその一人だ。 科学技術の分野が主であり美術は専門外だが、いち現代美術ファンではある。 次の立場は、政治家として歩み始めたものとして。そして、最後の立場は、いち市民として。 この3つの立場からはそれぞれ思うことがあり、そして、この当事者としての立場は今後も続く。 つまり、これからも取り組んでいくべきテーマなのだ。 以下に、「あいちトリエンナーレ」を巡って感じたことについて、時系列で記載する。 ■8/3 「表現の不自由・その後」の中止を受けて。
![「あいちトリエンナーレ2019 情の時代」をめぐるメモ|今泉真緒(まお)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/629c5693dd9c1e35ad879bdefa75edee58ad969e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F12753991%2Fprofile_886e349ef61d75db418c2601226aae79.jpg%3Ffit%3Dbounds%26format%3Djpeg%26quality%3D85%26width%3D330)