伊勢市美術展覧会(市展)で、戦時中の慰安婦を象徴する少女像をコラージュした作品が、市や市教委ら主催者側の意向で展示拒否された問題で、市民や市議らから市の態度を疑問視する意見が相次いでいる。「市民の安全と会場の安全な運営を最優先した」とする主張を繰り返すだけの市に対し、専門家からは「あいちトリエンナーレ2019の『表現の不自由展・その後』の問題とはまったく異なる事案。表現の自由の問題となる」との指摘も出ている。 展示が不許可になったのは、市展運営委員を務めるグラフィックデザイナー花井利彦さん(64)=同市=が表現の自由をテーマに制作したポスター作品。花井さんは少女像に粘着テープを貼るなどして修正したが展示は認められなかった。 市教委文化振興課によると十二月初旬までに、市民などから電話やメールなどで七十四件の意見が寄せられた。六~七割が市の判断への反対意見だという。市議会十二月定例会でも、二人
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