菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラールから、結成20周年記念アルバム『Pubis Angelical』(「天使乃恥部」)が届けられた。 スペイン語で「色男/拷問/砂糖漬け」の連結語である「ペペ・トルメント・アスカラール」は、菊地がサックス&ボーカル&コンダクツを担い、2パーカッション、ハープ、弦楽四重、ピアノ、ベース、バンドネオンで構成されたフルアコースティックのオルケスタだ。 前作『戦前と戦後』(2014年)から約10年ぶりとなる本作には、現在のメンバーによるセルフカバー(「京マチ子の夜」「キリング・タイム」「ルぺ・ベレスの葬儀」)、新音楽制作工房メンバー丹羽武史による書き下ろし曲(「Henri Lefebvre/アンリ・ルフェーブル」)、菊地が高く評価しているアルメニア出身の作曲家ヴァルダン・オヴセピアンの書き下ろし曲(「MY chosen ode to you/私が選んだ貴方への頌