口蹄疫問題で、鳩山由紀夫首相は被害が拡大する宮崎県を訪問。東国原英夫知事と意見交換を行った=6月1日午前、宮崎県庁(竹川禎一郎撮影) 口蹄(こうてい)疫拡大を受け、東国原英夫知事と会談するため鳩山由紀夫首相が1日に訪問したばかりの宮崎県。「撲滅のため共に頑張りたい」という言葉を口にした翌日の辞任表明に衝撃が広がった。「何のために宮崎に来たのか」。農家からは驚きと怒りの声が相次いだ。 首相と知事の会談に同席した宮崎県川南町の養豚農家の河野宜悦さん(48)は、「『できることはすべてやる』と言っておきながら…約束は守ってもらわないと」とあきれた表情。「被害は今も続いている。空白をつくっても仕方ないので『次の人』に期待する」と話した。 殺処分されたエースの種牛「忠富士」を育てた川越忠次さん(52)=宮崎市=は、「宮崎を全面支援すると言っていたが、言葉通りやってくれるか心配。小沢幹事長もそうだが、政