大阪府の橋下徹知事は国などに対して、第二京阪道路の整備促進や、関西空港の2期事業の推進などを要望するため30日、1泊2日の日程で上京した。初日は国土交通省を訪問し、府と守口市、枚方市など沿線7市で組織する第二京阪道路整備促進大阪協議会の会長として沿線市長らとともに、同道路の平成21年度供用開始のための予算措置などを求めた。 協議会は、平成4年に設立され、毎年この時期に国や国会議員に要望活動を実施。この日は第二京阪道路の整備促進や料金体系の見直しのほか、橋下知事が「関西圏域の産業政策を考えると、どうしても必要」と訴えている「阪神高速淀川左岸線延伸部」の整備の具体化なども要求した。 要望を終えた橋下知事は、第二京阪道路については「全力を尽くす」という回答を得られたと説明。「関西の都市基盤にとって必要なものは必要と声を上げていかなければ」と述べた。府が今年度支払う、約210億円の国直轄事業負担金