Microsoftの頭はクラウドに入っているかもしれないが、本体は依然としてデスクトップに結び付けられたままだということを同社の決算数字が物語っている。 米Microsoftの第4四半期(4~6月期)売上高は160億ドル4000万ドルと、多くのアナリストの予測を上回った。これは、少なくともソフトウェアを購入する一部業界では、この30年間で最も深刻な世界的不況から徐々に立ち直りつつあることを示すものだ。しかしこの数字を深く分析すれば、奇妙な二律背反が浮かび上がってくる。クラウドコンピューティングに対するMicrosoftの全面的なアプローチにもかかわらず、同社の繁栄は相変わらず、最も伝統的なIT分野、すなわちデスクトップに固く結び付けられているということだ。 「クラウドをめぐるMicrosoftのメッセージは次第にアグレッシブになってきたが、前四半期の主要な収益源となったのは同社の伝統的ビジ