Amazonクラウドのシェアは27%、2位マイクロソフトは10%だが136%の急成長、3位はIBM。Synergy Research調べ 米調査会社のSynergy Research Groupは、クラウドインフラストラクチャ市場について第3四半期の調査結果を発表しました。 発表によると、クラウド市場のシェアトップは引き続きAmazonクラウドで27%。続いてマイクロソフトが10%、IBMが7%で、そのあとをGoogle、Salesforce.com、Rackspaceが追っています。 下記のグラフはSynergy Research Groupの発表を基に、Publickeyがグラフ化したものです。 首位のAmazonクラウドは依然として他社を大きく引き離してトップを走っていますが、2位マイクロソフトのこの1年の売り上げ成長率はAmazonクラウドの成長率の約2倍となる136%とされ、急速
Google、クラウドとオンプレミスを接続する「Google Cloud Interconnect」発表。専用線、キャリア接続、VPN接続に対応 Googleは11月4日、サンフランシスコで開催したイベント「Google Cloud Platform Live」で、Googleのクラウドデータセンターとオンプレミスを接続する「Google Cloud Interconnect」を発表しました。 Google Cloud Interconnectを利用することで、より安全で安定し高速にGoogleのクラウドとオンプレミスのデータセンターを接続できるようになります。 接続方法は、専用線をGoogleのエッジポイントに接続する「Direct peering」、Googleのキャリアパートナー経由で接続する「Carrier Interconnect」、VPNで接続する「VPN-based conn
[速報]IBMとマイクロソフトがクラウドで協業を発表。WebSphereやDB2がAzureで、.NETランタイムがBluemixで利用可能に。協業の意味を分析する この協業により実現される具体的な内容は以下の4つです。 IBMとマイクロソフトはWebSphere Liberty、MQ、DB2など、IBMの主要なミドルウェアをMicrosoft Azureで利用可能にする Windows ServerとSQL ServerをIBMのクラウドで提供する IBMとマイクロソフトはIBM Bluemixで.NETランタイムの提供のために協力する ハイブリッドクラウドの展開を支援するため、IBMは自社ソフトウェアのWindows ServerとHyper-V対応を進めると同時に、IBM Pure Application ServiceをAzureで稼働させるべく計画を立てる つまりAzureでWe
シスコが「OpenStack as a Service」を標ぼうするMetacloudを買収へ:OpenStack動向 米シスコシステムズは9月17日(米国時間)、OpenStackクラウドサービスを手掛ける米Metacloudを買収する計画を発表した。 Metacloudが提供する独自の「サービスとしてのOpenStack」モデルでは、顧客のデータセンターに導入したOpenStackベースのプライベートクラウド環境をリモートで運用するもの。同社の顧客には大手グローバル企業も含まれるという。 シスコは同プラットフォームの買収を通じ、クラウドをネットワーク化して「世界最大のグローバルインタークラウド」を形成する戦略(シスコでは「InterCloud」と呼ぶ)を加速させ、モノのインターネットの需要に対応した世界分散型のセキュアなクラウドプラットフォーム形成を目指す考え。 InterCloudは
ヒューレット・パッカード、AWS互換のクラウド基盤ソフトEucalyptusを買収。同社のOpenStack路線をAWS互換で強化か Eucalyptus(ユーカリプタス)は、クラウド基盤を実装するオープンソースソフトウェアとしてもっとも古いものの1つです。もともと2007年頃(今から7年前!)にUCSB(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)で開発が始まり、後にEucalyptus社による商用版が登場します。 当初からAmazon EC2やAmazon S3といったAmazonクラウドとの互換性が大きな特長で、2012年にはAmazonクラウドとの提携も発表されました。 そのEucalyptusを、米ヒューレット・パッカードが買収することが発表されました。買収後、EucalyptusのCEOであるMarten Mickos氏がヒューレット・パッカードでクラウド部門の事業責任者になります。
関連キーワード Amazon EC2 | Amazon Web Services | Windows Azure 米Microsoftの「Windows Server」を長年利用している顧客にとってはクラウドプラットフォームも「Microsoft Azure」(以下、Azure)を選ぶのが自然なのだろうが、米Amazon Web Services(以下、Amazon)のクラウド「Amazon Web Services」(以下、AWS)と比べてみると、その選択は必ずしも最適ではない可能性もある。 AWSにはAzureよりも優れている面もあれば劣っている面もある。本稿では、無料利用枠や有料プラン、コスト、サービス品質保証(SLA)、サポートなどの観点から、両クラウドプラットフォームを比較検証する。 関連記事 ウォール街で偏愛されるAmazonのパラドックス 業績が悪化しても株価は高騰 Wind
Amazonクラウドの売り上げ成長率が鈍化、マイクロソフトとIBMが激しく追い上げる一方、Googleも成長率を下げる。米シナジーリサーチ 2014年第2四半期 Googleがクラウド市場でAmazonクラウドへの対抗意識をあらわにした値下げを発表したのが今年の3月。Amazonクラウドも翌日には対応した値下げを発表しました。 それ以来、クラウド市場には少しずつ変化が起きています。1つ前の記事で紹介した米Rackspaceのマネージドクラウドへの転身もそうでしたが、値下げ後の第2四半期についてクラウドベンダが発表した売り上げを分析した米シナジーグループの調査レポート「Microsoft and IBM Chase Amazon while Google Falls Off the Pace」では、値下げを先導したGoogleとAmazonクラウドの売り上げ成長率に明確な変化が起きています。
日本は主要クラウドベンダーの激戦区に。AWS、Salesforceに続きAzure、SAP、IBMなどが国内データセンターを相次いで設置。VMwareも国内データセンターでパブリッククラウド参入 仮想化ソフトウェアの最大手であるVMwareが、クラウドサービス「vCloud Hybrid Service」のデータセンターを国内に開設し、年内にも正式に開始することが発表されました。 今年に入ってからはVMwareだけでなく、マイクロソフト、SAP、IBMとビッグプレイヤーが相次いで日本国内にデータセンターを設置しています。これまで日本(もしくは日本周辺)にデータセンターを開設した主要なクラウドベンダーを時系列で並べてみましょう。 2011年3月 Amazonクラウドが東京データセンター開設 2011年12月 セールスフォース・ドットコムが東京データセンター開設 2014年2月 マイクロソフト
GoogleやFacebook、Amazonといった大手クラウドベンダは、サーバの調達をサーバベンダから行うのではなく、自社でサーバを設計し、台湾などの企業に製造を依頼するといった形式で行っていることが知られています。 いかに自社のクラウドに最適化したサーバを低価格で調達できるかが、クラウドの競争力であるコストや性能に直結するためです。Facebookはそれをさらに推し進めて、サーバやラック、ネットワーク機器の設計などをオープンにする「Open Compute Project」を立ち上げています。 現在のx86サーバのシェアを見ると、1位を走るヒューレット・パッカードのシェア(約30%)よりも、無名のベンダの合計シェア(約40%)の方が大きくなっており、これはサーバ調達の世界では無名の製造ベンダの存在感が大きくなっていることを示しています。 KDDIが台湾ODMベンダからの調達を明言 KD
OpenStackユーザ会 第15回勉強会 HP Public Cloudで感じるOpenStackのリアリティRead less
3月にGoogleがイベント「Google Cloud Platform Live」を開催し、その場でGoogle Cloud Platformの価格体系を刷新し、大幅な値下げを行いました。Googleが値下げを行った翌日には、AmazonがAWS Summit 2014を開催、同社も恒例となった値下げを発表。そしてマイクロソフトも以前から「値下げ合戦には必ず対抗する」と宣言しており、当然のごとく対抗して値下げを発表しています。 Major Cloud Service Providers Slash Prices; Threaten Smaller Players’ Existence: IDC Warns - prSG24806914 こうした大手クラウドベンダの値下げ合戦により、中小規模のクラウドベンダの生き残りが厳しくなっている、という報告「Major Cloud Service P
「クラウドOS」という言葉が最近よく聞かれるようになった。CloudStackやOpenStackなどのクラウド基盤ソフトウェアが「クラウドOS」と呼ばれるケースが多くなる一方で、マイクロソフトは「クラウドOSビジョン」で同社の戦略を語り、ヒューレット・パッカード(HP)は「HP Cloud OS」を発表している。では、「クラウドOS」とは何なのだろうか。本記事ではその定義と現在の潮流を紹介しながら、その本質を探っていく。 そもそも、“クラウド”の定義は「NIST(National Institute of Standards and Technology、米国立標準技術研究所)」による定義が一般的なものとして定着している。 一方で「クラウドOS」の定義として定着しているものはなく、その示す意味や範囲には幅があるようだ。ここではいわゆる「クラウドOS」とはどういうものなのか、一般的だと思わ
国内PaaSはDBaaSとaPaaSの売上げが拮抗。シェア1位はセールスフォース・ドットコム、2位はAmazonクラウド。IDC Japan IDC Japanは日本国内でのPaaS市場に関する調査結果を発表しました。調査ではPaaSをデータベースのサービス、アプリケーションプラットフォームのサービス、インテグレーションプラットフォームのサービス、ビジネスプロセスマネジメントのサービスの4つに分類し、売上げ実額を分析しています。 グラフを見て分かるように、PaaS市場ではデータベースサービスととアプリケーションプラットフォームがほぼ拮抗していることが分かる点は、なかなか興味深いです。また、2013年上半期には前2四半期と較べて急速に売上げが伸びていることから、今後の大きな成長が期待されます。 クラウドベンダごとのシェアについては数字やグラフは示されていませんが、以下のコメントが発表資料に記
「“日本IBMの苦悩”とおっしゃいますが、私は“国内ベンダーの苦悩”の方が、より切実だと感じています。」 先週のブログに、ある製造業の情報システム部門長から、このような感想を頂きました。私も、その通りだと思っています。 昨今のAWSやGoogleのクラウド・サービス料金の値下げ競争でも分かるように、自社でIT資産を持つことの経済的合理性が成り立たないことに、多くの人たちが気付き始めています。セキュリティや既存システムの移行の手間など、懸念する声も聞かれますが、この圧倒的なコスト・パフォーマンスを考えれば、クラウドへの移行は、時間の問題です。高収益業企業を標榜するIBMのx86サーバー事業のLenovoへの売却は、そんな文脈を考えれば、絶妙なタイミングで行われたのではないでしょうか。 その一方で、IBMは、SoftLayerを23億ドルで買収し、さらに12億ドルを投資して、2015年度にはク
米サンフランシスコで開催中のイベント「AWS Summit 2014」。Amazon Web ServicesシニアバイスプレジデントのAndy Jassy氏は、昨日行われた基調講演の冒頭で、Amazonクラウドを企業に活用してもらうためにはエコシステムが決定的に重要なのだ、と強調しました。 Jassy氏は、そのエコシステムを構成する要素としてシステムインテグレータを真っ先に挙げています。 クラウドにとって活発なエコシステムは欠かせない Jassy氏はAmazonクラウドの主な大企業の顧客として、シェル石油、BP、NetFlix、サムソン、ニューズコープ、ファイザー、ブリストルマイヤーズ、GEなどの名前を挙げ、グローバルなカスタマベースを誇りました。 Amazonクラウドの立ち上げ当初から、こうした企業に使ってもらうためには活発なエコシステムの存在は欠くことのできない存在だと考えていたと、
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