出典:ITpro 2015年 10月 15日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) いよいよ、KDDIでアジャイル開発がスタートした。方法論は、国内でも採用が広がっている「スクラム」に決まった。専任のチームも編成した。これまでは企画/開発/運用と役割ごとに組織が分かれていたが、全員で一つのチームを構成する形に変えた。 メンバーの意気込みは強かった。従来のウォーターフォール型開発の限界を打ち破れるのではないかという期待があったためだ。だが一方で、不安も大きかった。 同社はアジャイル開発の採用と同時に、プログラムの内製化を決断した。従来はコーディングは外部のSI事業者に委託する形を採っていたが、今後は社内の開発メンバーも最初からコーディングにかかわることになる。「何もかも初めてのことだらけで、正直不安があった」(プラットフォーム開発本部 クラウドサービス開発部 開