安岡先生から,さっそく「以前『ケータイの絵文字と文字コード』(情報管理, 2007年5月)を書いたときに、ざっと対応表を作りかけて、結局、挫折した覚えがあるんですけど…。だって、動く絵文字があるんですもの。」という素晴らしい的確な突っ込みが入った.実は,絵文字の符号化にはいくつかの難しい問題がある.それをざっと列挙してみよう. 各キャリアの絵文字はほぼ独立に開発されているので,必ずしも一対一対応していないし,冗長性があるし,round trip conversionが定義できない場合もある.同一キャリアに対してround trip conversionを定義するのは容易だが,キャリア間の変換を定義するのは難しい. 絵文字はUnicodeでは私用領域(Private Use Area)に割り当てられている. 絵文字はアニメーションするものがある(爆) 絵文字には色の区別がある.しかし,今まで