日本IBMは14日、XMLデータの高速処理を実現した新製品「IBM WebSphere DataPower SOA アプライアンス(以降、DataPower)」を発表した。発表と同時に出荷開始となる。IBMのソフトウェア事業が発表する初のハードウェア製品という。 日本IBM ソフトウェア事業 WebSphere事業部長 山下晶夫氏 DataPowerの特徴は、日本IBM ソフトウェア事業が提供するハードウェアであるということ。機能はXMLデータ処理の高速化。SOAがエンタープライズのシステム基盤として普及しつつある。SOAにおいてサービス間のデータ交換にはXMLが使われる。XMLの処理がシステム全体の性能に大きな影響を与えるわけだ。つまり、DataPowerの目的はSOAシステムの速度を改善することとなる。ハードウェアではソフトウェアが動作しており、その意味ではソフトウェアプロダクトといえ