2015/3/30 3月末に発売されたスティーブ・ジョブズの伝記をめぐって、論争が起きている。ティム・クックCEOを筆頭にアップル側は、新著を全面支持する一方、世界的ベストセラー『スティーブ・ジョブズ』(ウォルター・アイザックソン著)を「ジョブズの名誉を傷つけた」として痛烈に批判している。2つの伝記に描かれたジョブズのどちらが「本当の姿」に近いのか? クックCEOら経営陣の言い分 アップルの共同創業者、故スティーブ・ジョブズは同社の活動について秘密主義を貫くよう経営幹部や社員に求めたが、今ではジョブズの遺産を形作るために側近が積極的に発言するようになっている。 最高経営責任者(CEO)のティム・クックをはじめとするアップルの経営陣は、インタビューやツイッターで、3月24日に発売されたスティーブ・ジョブズの非公認の伝記、『Becoming Steve Jobs』への支持を表明すると同時に、同