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ブックマーク / realsound.jp (90)

  • ジェームズ・ガンが真骨頂を発揮した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』

    恐るべし! ジェームズ・ガン! 今回ご紹介する『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(2023年)は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)以降のMCU映画では、個人的に断トツと推したいほどの快作に仕上がっている。笑って、泣いて、燃える、胸を張って世に出せるド直球の冒険活劇であり、特に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下、『GotG』)シリーズのファンならば、『エンドゲーム』にも近い興奮を覚えるのではないか。ともかく同シリーズの監督であるジェームズ・ガンは今回、最高の仕事をしたと言っていいだろう。 いきなり絶賛から入ったが、今回のあらすじを説明しておこう。その名の通り宇宙を守るチーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は、色々あった末に何となく落ち込んだ日々を送っていた。ヒーロー活動をしているが、最愛の人を失ったピーター・クイル/スター・ロード(クリス・プ

    ジェームズ・ガンが真骨頂を発揮した『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
    yojik
    yojik 2023/05/08
  • 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が超絶技巧で描く普遍的なテーマ

    気が狂いそう~(ラーラーラー)♪ やさしい歌が好きで~♪ ああ あなたにも聞かせたい~♪ ……力強く背中を押してくれる系の映画を観ると「おっ、THE BLUE HEARTS感が出てきたな」と思ってしまうのは、わたくしアラフォーの悪い癖である(逆にちょっと悲しくて繊細な青春モノを観ると「おっ、スピッツ感が出てきたな」と身構える)。何の話かと言うと、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)の話だ。 アメリカでコインランドリーを営む中国人女性エヴリン(ミシェル・ヨー)は、人生に疲れていた。店はいつも自転車操業で、夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)は頼りにならない。娘のジョイ(ステファニー・スー)はレズビアンで、エヴリンは理解を示しつつ、頑固な父親には余計な波風を立てたくないと、その事実を隠そうとする。気を遣いっぱなしの日々を送るエヴリンだが、今年も確定申告の季節が

    『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が超絶技巧で描く普遍的なテーマ
    yojik
    yojik 2023/03/10
    あの所作の美しさと自然さ、北斗の拳の無想転生みたいな究極奥義感があった。。 “最後の最後、彼女が慈愛に満ちた「構え」をとる瞬間、あまりの美しさにため息が出た”
  • 『舞いあがれ!』には福原遥らの“言葉にならない熱”がある 詩のようだった“説明セリフ”

    “朝ドラ”こと連続テレビ小説『舞いあがれ!』(NHK総合)の第4週「翼にかける青春」は舞(福原遥)が18歳になり大学に入学、人力飛行機のサークル・なにわバードマンに入部し、航空工学の勉強と人力飛行機づくりに励む。 「夢で始まり 情熱を結集し こころ豊かな社会をつくる」 これは第17話に登場した会社のキャッチコピー。舞の父・浩太(高橋克典)が会社のCIを考えているときに目にした他社のものだが、このコピーがまさに第4週以降のなにわバードマン編を象徴しているように思える。舞の「夢で始まり」、サークルの部員の「情熱を結集し」て、「こころ豊かな」人力飛行機をつくる。 三つ子の魂百までというように、子供のとき(浅田芭路)、模型飛行機を作って飛ばしたことが舞のなかに息づいている。スケッチブックに好きな飛行機の絵をたくさんスケッチしている舞。ばらもん凧に描いた絵も上手だったが、スケッチの絵もうまい。基

    『舞いあがれ!』には福原遥らの“言葉にならない熱”がある 詩のようだった“説明セリフ”
    yojik
    yojik 2022/10/29
    “叙事的なことから叙情が立ち上ることもある。飛行機はまさにそうであろう”
  • 『さかなのこ』は最高の“親切映画”だ “好き”を懸命に追いかけるのんの生き様が眩しい

    かねてから、私が個人的に提唱している映画ジャンルに「親切映画」がある。登場人物が誰かに親切にしたり、誰かから親切にされたりする物語。恋愛映画のように情熱的な関係やロマンティックな台詞はないけれど、純粋な善意から人を助けたり、手を差し伸べたりする親切映画は、観ているだけで嬉しくなってくる映画ジャンルだ(そんなジャンルがあればの話だが)。 親切は愛よりもずっと簡単で、思い立ったらすぐにできる気軽なコミュニケーションの方法である。ああ、人の親切心が描かれた映画が観たい。沖田修一監督の最新作『さかなのこ』は、そんな私の期待に応えてくれる、最高の親切映画であった。 小学2年生のミー坊(西村瑞季)は、魚が大好きな男の子。彼は日々、手作りの「ミー坊新聞」で魚の魅力を発信しつつ、水族館や海に出かけては魚に親しんでいた。学校の勉強は苦手だが、母(井川遥)は「いつかお魚博士になりたい」と夢見るミー坊を肯定し、

    『さかなのこ』は最高の“親切映画”だ “好き”を懸命に追いかけるのんの生き様が眩しい
    yojik
    yojik 2022/09/14
  • 藤井風、いよいよ世界に見つかる アルバム曲「死ぬのがいいわ」世界各国でバイラルヒットの理由

    藤井風の楽曲「死ぬのがいいわ」が現在、世界中でバズを巻き起こしている。同曲は、2020年にリリースされた1stアルバム『HELP EVER HURT NEVER』の収録曲。シングル曲でもなければMVもない、いわゆるアルバム曲の一つである。 9月7日時点でこの曲は、Spotifyのグローバルデイリーバイラルチャートで最高4位を記録。各国のデイリーバイラルチャートではタイ、ベトナム、シンガポール、インドネシア、エジプト、カナダ、フランスなど17カ国で1位、さらに65カ国のデイリーバイラルチャートTop100以内にランクインを果たすなど、世界中のバイラルチャートを席巻している。 最初に火が付いたのはタイであった。7月下旬にTikTokでこの曲を使った動画が流行り始め、そのまま東南アジアへと波及。TikTokなどのSNSを介してアジア以外の世界各国にも広がりを見せていった。Spotifyでの再生回

    藤井風、いよいよ世界に見つかる アルバム曲「死ぬのがいいわ」世界各国でバイラルヒットの理由
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    yojik 2022/09/12
  • 『トップガン マーヴェリック』は完璧な続編 トム・クルーズが「カッコいい」を全力で体現

    ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル(トム・クルーズ)と仲間たちが戦闘機をブッ飛ばす。お話はシンプル極まりない。しかし『トップガン マーヴェリック』(2022年)はアクション映画の新たな金字塔であり、『トップガン』(1986年)の完璧な続編であり、映画人トム・クルーズの圧倒的な凄みを体感できる1だ。 作は元々2019年に公開予定だったが、コロナ禍を受けて公開が延期された。作と同時期に作られた多くの映画が劇場をスキップして配信に移ったが、トムクルさんらは劇場公開にこだわり、ざっくり3年ほど寝かされたわけだが……それも納得である。これは劇場の巨大スクリーンで観るべきだ。スクリーンいっぱいに広がる空、コクピットの中から見る超高速の景色、エンジンやミサイルの爆音、どれも劇場で体感すると鳥肌モノ。「巨大な画面でド迫力の映像を見る」、そんな初歩的かつ重要な映画の魅力が詰まっている。というか戦闘

    『トップガン マーヴェリック』は完璧な続編 トム・クルーズが「カッコいい」を全力で体現
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    yojik 2022/06/06
  • 『17才の帝国』の続きは我々の未来へ 神尾楓珠、星野源ら記憶に刻まれたキャスト陣の好演

    5月7日のスタートより大きな反響を巻き起こした土曜ドラマ『17才の帝国』(NHK総合)が、ついに最終回を迎えた。 17才の総理・真木(神尾楓珠)が、最先端AI「ソロン」を駆使して理想の政治の実現を目指す、青春SFエンターテインメント。第5話「ソロンの弾劾」では、真木が幼なじみのユキをAI化したスノウがサチ(山田杏奈)を取り込み暴走。ウーアがシステム障害を起こした結果、真木は総理から罷免されることとなる。筆者が印象に残ったのは「青い夢」という言葉。それはこれまで物語の中で幾度も出てきた「黒い渦」と対照的な意味を持つようにも思える。 17才という若さでウーアの総理に選ばれた真木と、鷲田(柄明)との板挟みにあいながらウーアに選ばれなかった平(星野源)。口にする言葉は嘘にまみれ、経験から心まで腐敗してしまった平は、真木の純粋さ、理想に触れ、一人葛藤する。それが第4話の「僕の17才は、もうとっくに

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    yojik 2022/06/05
  • 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が体現したアメコミの自由さ

    魔術師ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)のところに並行宇宙(マルチバース)をまたぐ大トラブルが舞い込んでくる。時系列的に直前に当たる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年)で「ユニバースをまたぐなよ、またぐなよ」の警告を無視して酷い目に遭ったストレンジ先生だったが、再びまたがざるを得ない状況に陥るのであった。 アメコミ、それは自由である。完全な私事で恐縮だが、私がアメコミに驚愕したのは今から二十数年前、まだ小学生高学年だった頃の話だ。当時『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』という対戦格闘ゲームがあった。キャプテン・アメリカ、スパイダーマン、ウルヴァリンといったマーベルのキャラと『ストリートファイター』のキャラ(そして木梨憲武)が戦うゲームである。これを機になんとな~~く「海の向こうにもマンガがあるらしい」と知り、その後に小学館集英社

    『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』が体現したアメコミの自由さ
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    yojik 2022/05/10
  • 恋愛をしないドラマの正解があってもいい 制作統括・演出が『恋せぬふたり』にかけた思い

    ――先ほど視聴者の方からの反響でもありましたが、高橋一生さん演じる羽さんのセリフが毎回印象的です。どのように作られているのでしょうか? 押田:取材した方からもらった言葉をもとに、脚家の吉田恵里香さんがうまくアレンジして伝えてくれています。吉田さんは、ずっとラブコメを多く手がけられてきて、2020年には『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京※通称『チェリまほ』)のヒットでも知られている方ですが、打ち合わせでも「ラブコメはとても好きだけどどこかで傷つく人がいるかもしれないという意識を常に持っている」ということをおっしゃっていたんです。アロマンティックやアセクシュアルの方を知ることで、通常のラブコメではキュンとするセリフだったのが、ちょっと違うように見える……というように、今回は頭のなかのスイッチを切り替えて書いてくださっているのだと思います。あとは、撮影現場で高橋一生さんを

    恋愛をしないドラマの正解があってもいい 制作統括・演出が『恋せぬふたり』にかけた思い
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    yojik 2022/02/23
  • Kan Sanoが語る、山下達郎の影響を感じる楽曲と再評価の理由 『Kan Sano Talks About Pop Music』第4回(後編)

    Kan Sanoが語る、山下達郎の影響を感じる楽曲と再評価の理由 『Kan Sano Talks About Pop Music』第4回(後編) ソロアーティストとして話題作をリリースする一方で、国内外の様々な作品のプロデュースや演奏にも参加してきたKan Sano。絢香、Uru、CHARAといったアーティストの作品に携わるなど、2010年代以降のJ-POPシーンのキーパーソンの一人だ。 連載『Kan Sano Talks About Pop Music』では、彼のルーツとなったり、愛聴していたというアーティストを取り上げていき、そのアーティストの魅力や、現在の音楽シーンに与えた影響を解説してもらう。第4回目は、山下達郎をピックアップ。海外でも再評価が進む理由や、Suchmosなど“山下達郎フレーバー”を感じる日の楽曲について、Kan Sanoが解説する。 なお連載は動画でも公開中。

    Kan Sanoが語る、山下達郎の影響を感じる楽曲と再評価の理由 『Kan Sano Talks About Pop Music』第4回(後編)
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    yojik 2021/12/19
  • 藤井風「燃えよ」がこれまでの作品と一線を画す理由 楽曲とMVから考察

    先月、無観客配信ライブ『"Free" Live 2021』を成功させ、現在はアリーナツアー『HELP EVER ARENA TOUR』を開催中の藤井風。そんななか、新曲「燃えよ」のMVが24日に公開された。今作はGoogle Pixelとのコラボレーションとのことで、全編Google Pixelで撮影されたという。 MVが描くストーリーは、以下の通りだ。 道を歩く藤井風。たまたま見つけた水たまりを覗いてみると、水面に反射した自分がこちらを見て手招きしている。驚いた彼はそこから離れようとするも、腕を掴まれ水の中へと引き摺り込まれてしまう。水中から顔を出すと、そこには草木が生い茂る未知の世界が広がっていた。藤井風は、そこで能に従うようにして野性的なダンスを踊り始める。突然夢から醒めると、さっきの道で寝ていたことに気付いたが、今度は自らの意志で水の中へとダイブ。再度、血湧き肉躍る激しいダンスを

    藤井風「燃えよ」がこれまでの作品と一線を画す理由 楽曲とMVから考察
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    yojik 2021/10/29
  • 藤井風の“与える力” 新曲「燃えよ」も披露、歌とピアノのみで日産スタジアムから発信した世界への癒し

    9月4日にYouTubeにて生配信された『Fujii Kaze "Free" Live 2021』は、藤井風というアーティストの力を、純度高く体験できる最良の時間であった。 広いスタジアムの中央に、ぽつりと佇むグランドピアノ。そこで彼は「罪の香り」をアレンジして弾きはじめた。どことなく重みのあるタッチで奏でられたその音色には、苦しさと悲しさが入り交じっている。上空は生憎の曇り空。雨も降っている。まるで我々の気持ちを表すかのように、ライブはどんよりとしたモノクロの映像でスタートした。 終わりの見えないウイルスとの闘いに世の中が疲弊している。今回の会場となった日産スタジアム(横浜国際総合競技場)のすぐ隣にも、コロナ患者を受け入れている横浜労災病院があり、この夏はほぼ満床の状態が続いていたという。加えて、2019年のラグビーワールドカップの開催地としても記憶に新しいこの会場は、近くを流れる鶴見川

    藤井風の“与える力” 新曲「燃えよ」も披露、歌とピアノのみで日産スタジアムから発信した世界への癒し
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    yojik 2021/09/06
    “「マイケル・ジャクソンが生きとったら、どんな曲を歌っていたんじゃろな」と、ふいにトレードマークの岡山弁で“レジェンド”に思いを馳せる一幕があった”
  • シティポップ(再)入門:竹内まりや『VARIETY』 「プラスティック・ラブ」は異色だった? 代表的な作風を確立した1枚

    シティポップ(再)入門:竹内まりや『VARIETY』 「プラスティック・ラブ」は異色だった? 代表的な作風を確立した1枚 日国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートする。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げてい

    シティポップ(再)入門:竹内まりや『VARIETY』 「プラスティック・ラブ」は異色だった? 代表的な作風を確立した1枚
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    yojik 2021/09/06
  • 『俺の家の話』が名作となった理由がわかる? オーディオコメンタリーでの貴重な証言の数々

    2021年の1~3月にかけてTBS系の金曜ドラマ枠で放送された作は、42歳のプロレスラー・観山寿一(長瀬智也)が父親を介護しながら人間国宝の能楽師である父の後を継ぐために、プロレスラーを引退して実家に戻るところから始まるホームドラマだ。 脚は宮藤官九郎、チーフプロデューサーは磯山晶。そして主演は『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)、『タイガー&ドラゴン』(TBS系)、『うぬぼれ刑事』(TBS系)といった宮藤と磯山が手掛けたドラマで主演を務めてきた長瀬智也。 今年の3月にジャニーズ事務所を退所することが決まったため、結果的に長瀬の俳優引退作となった『俺の家の話』だが、物語もまた、今まで3人が作ってきたドラマと、俳優・長瀬智也にとっての集大成と言えるものとなっていた。 寿一にはプロレスラー、能楽師、父親の介護に悩む息子、離婚した家族との関係に悩む父親といった様々な顔がある。当初、物語は

    『俺の家の話』が名作となった理由がわかる? オーディオコメンタリーでの貴重な証言の数々
    yojik
    yojik 2021/08/07
    “宮藤の脚本は細部まで作り込まれているように見えるが、実は余白のある作りとなっており、その余白を俳優や演出の個性によって埋めていくことで、物語が立体化していったと感じる”
  • 『大豆田とわ子と三人の元夫』松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平からコメント到着

    6月15日に最終回を迎える『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ・フジテレビ系)。松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平からコメントが到着した。 脚家・坂元裕二が完全オリジナルで描く作は、松演じるバツ3の主人公・大豆田とわ子が“三人の元夫”に振り回されながら日々奮闘するロマンティックコメディー。離婚してもなお、とわ子のことを忘れられない元夫として、一番目の夫でレストランオーナー兼ギャルソンの田中八作を松田、二番目の夫でファッションカメラマンの佐藤鹿太郎を角田、三番目の夫で弁護士の中村慎森を岡田が演じる。 このたび、全ての撮影を無事に終えた松、岡田、角田、松田の4人からコメントが到着。とわ子役役で主演を務めた松は撮影を終えて、「三人の元夫たち、そして通り過ぎていった男性たち(笑)、それにかごめや家族や職場の人たちと、いろいろな役やその役を演じる俳優の皆さんのおかげで、私は“とわ子でいさせ

    『大豆田とわ子と三人の元夫』松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平からコメント到着
    yojik
    yojik 2021/06/15
  • 『タイタニック』はパニックアクションとしても超一級品! 映画史に残る撮影時の伝説とは

    さる5月7日に『タイタニック』(1997年)が『金曜ロードショー』(日テレビ系)で放送され、「前編」として主人公のジャック(レオナルド・ディカプリオ)とローズ(ケイト・ウィンスレット)の微笑ましい恋愛模様が描かれた。望まぬ結婚のせいで完全に目が死んでいたローズと、自由奔放な青年ジャック。ローズはジャックと触れ合ううちに、当の自分と向き合う。そして婚約破棄を決意して、追手をかわしてタイタニック号の中を走り回るのだった……。この前半部分の高揚感は何十年経っても色あせない。そして5月14日には「後編」の放送が控えている。ここで何が起きるかというと、ご存じの通りタイタニックが沈んで、ジャックとローズが大変な目に遭う。しかも単に船が沈むだけではない。後にレオナルド・ディカプリオが「男にしてもらった」と振り返る過酷な撮影を経て形となった、映画史上に残る大スペクタクルが炸裂するのだ。作は恋愛映画

    『タイタニック』はパニックアクションとしても超一級品! 映画史に残る撮影時の伝説とは
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    yojik 2021/05/14
    現場は大変だろうけど素敵すぎる。“氷山と衝突するシーンの撮影ために巨大な氷が届くと、誰よりも先に斧を握り、眩しい笑顔で氷を砕く男がいた。キャメロンだ。”
  • 『おちょやん』千代を救った“自分が作ってきた道” 第21週で描かれた女優としての再生

    予想の上の、さらに上をいく驚きの展開に、魂を揺さぶられた1週間だった。『おちょやん』(NHK総合)第21週「竹井千代と申します」では、全てを失った千代(杉咲花)が人間として、そして女優として再生する姿が描かれたが、どん底の千代を救い出すのがなんと、9歳の千代を生まれ故郷から追い出した、あの継母の栗子(宮澤エマ)だったのだ。 鶴亀新喜劇1周年記念公演の千秋楽を終えた後、家を飛び出した千代が向かった先は、昔、岡安をクビになりかけ路頭に迷い辿り着いた大きな寺門。あの時と同じように『人形の家』の台を抱え、行くあてもなく雨の中、茫然と父母弟の写真を見つめる千代を迎えに来たのは、栗子だった。 栗子は30数年前、千代から家族を奪ったことを詫びる。そして、自分は老いて身体が思うようにならない、自分の孫で千代にとっては姪にあたる春子(毎田暖乃)の面倒をみてくれないかと千代に頼む。突拍子もない“勝手”な願い

    『おちょやん』千代を救った“自分が作ってきた道” 第21週で描かれた女優としての再生
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    yojik 2021/05/01
  • Aoi Mizunoが語る、“クラシカルDJ”の存在意義 「スピーカーでクラシックを聴く文化を広めたい」

    Aoi Mizunoが語る、“クラシカルDJ”の存在意義 「スピーカーでクラシックを聴く文化を広めたい」 ミレニアル世代の指揮者であり、クラシカルDJのAoi Mizunoが、クラシックレーベル<ドイツ・グラモフォン>史上初となるオフィシャルミックス『Millennials -We Will Classic You-』をリリースした。音楽の都ザルツブルクでカラヤンの後輩としてクラシック音楽の真髄を学ぶかたわら、東京で「クラシックの入り口の人間」として、形に囚われない新しいクラシックの楽しみ方を提案する活動をしているAoi Mizunoは、なぜクラシックをDJミックスしようと考えたのか。その発想の源から、オリジナリティ溢れるミックスの手法、クラシックの指揮とDJプレイの共通点やその可能性についてまで、幅広く話を聞いた。(編集部) スピーカーでクラシックを聴く文化 ーー『Millennials

    Aoi Mizunoが語る、“クラシカルDJ”の存在意義 「スピーカーでクラシックを聴く文化を広めたい」
    yojik
    yojik 2021/03/22
  • 『逃げ恥』海野つなみが語る、現実の“曖昧さ” 「2人は子どもがいない夫婦になる選択肢もあった」

    2016年に連続ドラマで放送され、「恋ダンス」が社会現象となるほど人気を集めたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系※以下、『逃げ恥』)。ファン待望の続編となる新春スペシャルドラマが1月2日に放送され、日中を再び沸かせた。 サブタイトルに「ガンバレ人類!」とついた作は、原作漫画のストーリーに沿って、みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)がママとパパに。出産、育児に伴う夫婦や会社、社会に対して様々な気づき、違和感を顕在化させ、お正月から日中を「異論!反論!オブジェクション!!」状態へと誘う。 さらに、ドラマオリジナルの展開として2020年の混乱も描かれ、変わりゆく社会に懸命に適応していく登場人物たちの姿が多くの人の心を打った。まだまだ混乱の続く2021年だが、明るく生きていこうという前向きな気持ちを貰える作品となったのではないだろうか。 連続ドラマの最終回同様に『逃げ恥』ロスが叫ばれる

    『逃げ恥』海野つなみが語る、現実の“曖昧さ” 「2人は子どもがいない夫婦になる選択肢もあった」
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    yojik 2021/01/06
  • 野木亜紀子と考える、『逃げ恥』が愛される理由 「“ムズキュン”は、距離感への切なさ」

    『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』)4年ぶりの続編、『新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』が1月2日に放送される。 海野つなみ原作の同名漫画を、2016年に連続ドラマ化した作は、派遣切りにあった高学歴女子・みくり(新垣結衣)と、プロの独身を貫くエンジニア・平匡(星野源)との、雇用関係としての契約結婚を描き、大きな話題を呼んだ。 お互いにとってメリットのある形としてとった契約結婚だったが、共に生活をしていくうちに愛情が芽生えていく姿に“ムズキュン”する視聴者が続出。「やりがい」や「好き」の搾取からも目をそらすことなく話し合いながら、当の夫婦になっていく2人に、多くの支持が集まった。 また、価値観が多様化していくなかで、キャリアウーマン、シングルマザー、セクシャルマイノリティたちの生き方も優しく描かれたのも、『逃げ恥』らしいとこ

    野木亜紀子と考える、『逃げ恥』が愛される理由 「“ムズキュン”は、距離感への切なさ」
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    yojik 2021/01/02