2020年4月5日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国的に「ステイホーム」が声高に叫ばれる中、星野源が弾き語り動画"うちで踊ろう"を公開した。 僕はこのメディアを通して、この曲の可能性について何度も繰り返して力説してきた。そして、12月に公開した年間ベストランキングでは、この曲を1位として選出した。 2020年、新型コロナウイルスの脅威に対して、「音楽」はどう立ち向かったのか。この楽曲は、まさに「ポップ・ミュージック」からの一つの回答として、いくつもの時代を超えてプレイバックされ続けていくのだと思う。《全ての歌で 手を繋ごう》《僕らそれぞれの場所で 重なり合えそうだ》この短い歌詞に託された願い、祈り、覚悟、そして、約束。それら全てが、まさに「ポップ・ミュージック」の本質であり、揺るぎない理念なのだ。衣食住に与さない「音楽」は、それでも真の意味で人々を救う。そう信じさせてくれた"うちで
![いつか想いを重ね合うために、星野源は「ひとり」であることを歌う。|松本 侃士](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b352c840cfab4d71937c48faea408ed80efe623e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F42458766%2Frectangle_large_type_2_9f6a94f73b06416dceff016d8f64aed4.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)