パワー・セーブ・モードで電力を節約 無線IP電話では,バッテリーを長持ちさせるためにデフォルトでパワー・セーブ・モードが有効になっている。このモードでは,クライアントのレスポンスが悪くなる恐れがあるが,環境に応じたチューニングが可能だ。そこでIEEE 802.11のパワー・セーブについて説明しておこう。 無線クライアントの動作モードには「アクティブ・モード」と「パワー・セーブ・モード」の2種類がある。アクティブ・モードは送受信回路に常に電源が供給されている状態であり,パワー・セーブ・モードは間欠的に仮眠状態となり電力を節約するモードである。 無線クライアントがパワー・セーブ・モードになると常にデータを受信できる状態ではないため,アクセス・ポイントはその無線クライアント向けのデータやマルチキャスト/ブロードキャスト・パケットがある場合,ビーコンに含まれるTIM(Traffic Indicat
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