イラクのイスラム教スンニ派の街、ファルージャ(Fallujah)郊外で核・生物・化学(NBC)兵器の攻撃に備える訓練でガスマスクをかぶる米軍海兵隊の兵士(2004年6月23日撮影)。(c)AFP/Mauricio LIMA 【11月7日 AFP】2003年のイラク戦争開始以降、現地で化学兵器を発見した駐留米軍の兵士らが有毒物質にさらされた規模を米政府が隠ぺいしようとしたとされる問題で、米国防総省高官は6日、兵士による被害報告数が、同省の当初発表を大幅に上回る600件以上に及ぶことを明らかにした。 今月に入り、この問題について最初に報じた米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は一連の記事の中で、イラクで米軍兵士たちが劣化した化学兵器の処理にあたり、そのことについて口外しないよう指示されていたと報じた。 同紙が国防総省筋の情報として伝えたところによると、同省は化学物質にさら