8日公表される築地市場の再整備案の完成予想図(上)。航空写真の現状施設部分をカットし、代わりに新施設のイメージをはめ込んで作成。(下)は現在の築地市場 東京都の築地市場(中央区)の移転問題を審議する市場問題プロジェクトチーム(PT)の都専門委員がまとめた築地市場の現在地での再整備案の全容が判明した。案では、期間は七年、工事費は七百三十四億円と算出。移転を取りやめる豊洲市場(江東区)は民間に売却する計画にしている。 八日午後零時半から業者を対象に築地市場で開かれる説明会で、築地再整備案と豊洲市場移転案の二案を示す。再整備は過去に市場業界との調整が難航し、頓挫している。実現するかどうかは、業界の合意形成が課題となる。 再整備案は、PTの小島敏郎座長(元環境省審議官)が三月に公表した改修案をより具体化。案では、営業を続けながらアスベスト(石綿)除去や建て替えなどの工事をする。一階を市場、二階を駐
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