カーリルのミッションは、 日本の図書館をもっと楽しくすること。 それは、いまより”ちょっと楽しく”の積み重ね。 そのためのアイデア、毎日考えています。 カーリルについてもっと詳しく
![カーリル 日本最大の図書館蔵書検索サイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/593af9af305e3688af7bc66524a8fdc41569b363/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcalil.jp%2Fpublic%2Fimg%2Ftop3%2Flogo_fbv2.png)
図書館で借りたい本が「数百人待ち」の状況について (Excite Bit コネタ) という記事を読みました。およそ「コネタ」なんぞというコーナーの記事をネタにしてエントリを起こすのもシャクですが、でもハッとしたのでメモしておきます。 記者はある区立図書館に出かけ、『1Q84 BOOK 1』に589件もの予約が入っていること、それに対して区が購入したのは21冊であることを知ります。ではどうやって購入冊数を決めているのか。記者は社団法人日本図書館協会の事務局をたずね、図書館が自主的に決めているという話を聞きました。 ハッとしたのはその後の部分、社団法人日本図書館協会理事・事務局次長のコメントでありました。 さらに、「予約何百人待ち」となる状況については、こんな苦言が。 「借りようと思っても借りられないというのは、本来おかしなこと。税金を払っている人たちが、税金の使われ方に対してもっと関心を持つ
yoshim32 さんの「図書館員の専門性をはかるということ」というエントリーで yoshim32 さんが『「図書館員の専門性って何???」という疑問が自分の頭から離れません』とおっしゃってましたが、ちょっとそのことについて一言言っておこうと思います。 そもそも図書館という組織、そんなに大勢で運営しているわけではありませんよね。 県立レベルはともかく、市町村立の分館などは数人で運営していたりもします。 そんな中で、図書館員の専門性とは何かを考えるに、「なんでもできる」というのが大切なキーワードのような気がするのです。 なんでもそこそこできる人、というのはどんな社会でも重宝されるものですが、こと図書館において、なんでも知っていたり、そこそこどんなことでもできる、というのはちょっと言ってみただけでも図書館員として素晴らしいように聞こえません? 数年ごとにいろいろな部署を回るからこそ、身につく技
「売れ筋本ばかりの図書館はいらない」と、朝日新聞6/20オピニオン欄のインタビュー記事で、佐野眞一さん*1が、最近の図書館の変貌ぶりに警鐘を鳴らす。いわく 売れ筋の本ばかりを扱う非常にチープな書店の棚を思わせる ポピュリズムの果ての、金太郎飴のような図書館 欲しい本がタダで読めますよ、で利用者を集めるなら、図書館が知を高める場ではなく、知のレベル低下に手を貸す空間になりかねない 最近の公共図書館のあり方は、(ダイヤ無料配布*2の)あのあさましい光景を思い出させる 冒頭部分だけ見ると、「昔はよかった」的な意味合いも感じられるが、記事全体を読むと、非常に納得性の高い主張で感動した。 佐野さんは、インタビューの中で、売れ筋本を図書館に置くことについての「個人的な違和感」から語り、図書館の「強み」の部分と、それが上手く評価されない現状の問題点を指摘する。 まず、感覚的な部分として、例えばベストセラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く