ちょうど一年前そろそろ『「品格」本の品格』という総括本が出るんじゃないかと書いたのだが、その後も品格本は続々と刊行されており、とてもじゃないが網羅できる状態ではないようだ。 せっかくの夏休みなので、藤原正彦の『国家の品格』以降に刊行された「品格本」を大体刊行順にまとめてみた。 条件はメインタイトルが『○○○の品格』の形式のものだが、タイトルが長すぎるものは一部外した。重複があったらすまん。 男の品格―気高く、そして潔く 日本人の品格 仕事の品格 (講談社+α文庫) 日本人の品格―新渡戸稲造の「武士道」に学ぶ (PHP文庫) おやじの品格 総理の品格 (ぶんか社文庫) 総理の品格―官邸秘書官が見た歴代宰相の素顔 大統領の品格 男と女の品格―ことばは「カッコよく」使いたい 女性の品格 (PHP新書) 医学・医療の品格 (薬事日報新書 (24)) 政治の品格―石橋湛山と遠山正瑛に学ぶ ハケンの品
・イスラーム文化 その根柢にあるもの イスラーム学の世界的権威 井筒俊彦が、昭和56年に行ったイスラーム文化に関する3つの講演を自ら活字になおしたもの。この講演は経済人を聴衆としていたため、専門用語が排されて、基本から大変わかりやすく整理された内容になっている。 私は子供時代の一時期をエジプトのカイロで過ごした。家の隣はモスクだった。毎日何度もコーランを聴いた。街では日々の祈祷や季節の断食が生活の中に溶け込んでいる。人々の生活の背後に日本や西欧とはまったく違う原理が働いていることが子供ながらに感じられた。 「イスラームは霊性的原理だ。だが、それは同時に社会的・政治的理想でもある」(ラシード・レター、カリフ論)。イスラームは聖と俗を分離しない。生活のすべて、人生のすべてが宗教で規定されている。たとえば善悪の判断も神によって決められたものだ。 「イスラームでは事物の本性が善悪を決めるのではない
・大人問題 絵本作家の五味太郎が大人向けに書いた教育論。 子どもにとって大人は有害だと宣言する。子どもに問題があるのではなくて大人"は"問題であり、大人"が"問題であり、大人"の"問題であるのだ。大人問題の本。かつて大人や学校や大嫌いだった人(私はそうでした)には、拍手喝采の名言集である。 「行きたい方向がなんとなくあると、人生それなりに甘いよ」 「一般論としては、だいたいの親は子どもに「集中力」をつけさせたいと思っているのですが、ファミコンに関しての集中力というものは認めません。」 「子どもって、いつの時代も大人から見ると「ばっかりやってる」ように見えるらしいのです。」 「アニメばっかり見ていると「アニメおたく」と言うけど、それは、アニメの地位が低いからにほかなりません。」 「親はなぜか、わが子が「バランスのいい子になってほしい」と思っています。偏らない子になってほしいと願います。富士山
某外資企業に勤める知り合いが週に一度、在宅勤務をしている。昼の時間を除き、基本的に常時、パソコンの前で仕事をしていなければならないという制約はあるものの、片道1時間の通勤ストレスがないため、その日は土日とは違った意味の解放感があるという。一度経験すると止められなくなるそうだ。 一般に、こうした働き方は「テレワーク」と呼ばれる。パソコンやモバイル機器を活用した、オフィス以外での仕事形態を指す言葉だ。 駅や空港から電子メールを送る、行きつけの喫茶店で企画書を書く、好きな音楽をかけながら自分の部屋でパソコンに向かう……田の字型に机が並び、相互監視状態のオフィスから離れた、まさに21世紀の働き方というイメージがあるテレワークだが、気をつけて活用しないと、残業代無視の長時間労働になり、低賃金で搾取される現代の“蟹工船”状態に陥るかもしれない、と警鐘を鳴らすのが本書である。 その根底に、勤務時間や仕事
2008年06月29日18:34 プロのエンジニアリングとは―『ソフトウエア開発プロフェッショナル』 カテゴリSEの本棚 gaseidou2 Comment(0)Trackback(0) ソフトウエア開発プロフェッショナル 『Code Complete』の著者、 スティーブ・マコネルが書いた、 ソフトウェア・エンジニアリングに関する本。 目次:日経BP社より 序論 最良のときと最悪のとき/本書の目的/本書の構成/1999年以降、学んだこと/本書の対象読者/ソフトウエア開発のプロを目指して 第1部 ソフトウエア開発の泥沼第1章 恐竜との格闘 第2章 愚者の金 ピラミッドの岩を運ぶ/岩塊とソフトウエア/「作ってから直す」開発方式/品質について/「愚者の金」は銀?/ソフトウエアはソフトにあらず/「愚者の金」の選り分け 第3章 積荷崇拝的ソフトウエア・エンジニアリング ソフトウエア開発のニセ物/積
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く