9月17〜19日、韓国では旧暦の盆である「秋夕」を迎えた。秋夕は、秋の実りや先祖に感謝の気持ちを示し、穀物や果物を供えての祭祀が行われる一大行事だ。そんな秋夕にちなみ、この時期にメディアで頻繁に取り上げられるWebサイトがある。それがインターネット上でお墓参りができる「サイバー追慕の家」だ。 「サイバー追慕の家」を運営しているのは、ソウル特別市施設管理公団。2000年にオープンして以来、3,700人余りという会員は、おもに同公団が運営する葬墓文化センターの追慕の家(火葬をする施設内で納骨をする場)を利用している遺族たちだという。 「サイバー追慕の家」に会員登録をすると、亡くなった個人、もしくは夫婦用のスペースがWebサイト上に設けられる。そこでは、亡くなった人の入学や入社、結婚など、生涯が簡単に紹介された履歴・写真・動画などを閲覧し、生前の故人を振り返ることができる。また親族や友人同士で、