予想通り、鳩山首相は、22年度予算、国債発行44兆円枠、を事実上放棄し始めました。 小泉政権発足当初、30兆円の国債発行について、経済財政諮問会議で決定し、政府としてコミットし、半年かけて、改革の流れを作り、非常に困難と思われた枠を守りました。補正予算においては、NTT株を担保としての借り入れで、公共投資的な景気対策を賄い、国債増発にはいたらずに乗り切ったのです。当時は無謀に見てた部分もありましたが、ある程度計算もできていました。 それに比べて、、。 私は、鳩山政権発足後、10月11月のテレビ雑誌のコメント、このブログ、ツイッターなどで、一貫して、「44兆円はそもそも枠として、あまり意味がなく、実現可能性としても、きわめて困難」、と申し上げ続けてまいりました。 そもそも、当初予算における国債発行を緩めたくない、というメッセージの枠ならば、21年度当初予算の33兆円と比べるのが整合的です。ま
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