日本代表はカメルーン戦でどのような戦術を実行したのか。 データスタジアムの森本美行さんは「初戦を勝利に導いた岡田ジャパンの緻密な戦術」の記事の中で、日本の戦術のポイントとして、ボールを奪う位置、右サイドへの偏り、プレー時間の3つを指摘をしている。 1 ボールを奪う位置を下げた ピッチを攻撃、中盤、守備の3つのゾーンに分割した場合、過去の岡田ジャパンの平均では中盤45.5%、守備47.7%だったボールを奪う位置がカメルーン戦では中盤30.6%、守備68.1%だった。 日本はカウンターのリスクや体力の消耗を避け、意図的にボールを奪いにいく位置を下げた。 2 右サイドにプレーを偏らせた FIFAのレポートによれば、日本のプレーエリアは左13、中央41、右52と極端な偏りを見せている。川島のゴールキックが例外なく中央から右サイドに向かって蹴られていることを見ても分かる通り、これも意図的なモノだ