昨晩、ひょんなことから鳩山首相とご飯を食べた。 首相の了解を得て、ご飯中に少しだけ(失礼にならない程度に)Twitter に実況したから、知ってる方もいらっしゃるかもしれない。 ちなみに先にお伝えしておくと、お会いしたのはボクの会社の関係でもなんでもなく、仕事の話でもなんでもなく、本当に「いちブロガーとして」友人に紹介されたからである。首相がたまにボクのこのさなメモを読んでくださってるらしいこと、そしてその結果として映画「サマーウォーズ」を観たらしいことなどが重なってのお誘いであった。 経緯はこんな感じ。 昨日の朝、以前からの友人である松井孝治議員(内閣官房副長官)からケータイにメールがあり、首相の夜ご飯の予定がポッカリ空いたので一緒に食べないか、と急にお誘いをうけたのが始まりである。 昨晩は作家の山田あかねさん初監督作品「すべては海になる」の試写会に行く予定にしてたので一瞬躊躇したが、首
忘年会で何キロ太っただろう。焼酎のビンはしばらく見たくない。 とにかくいくつもの忘年会でいろんな音楽業界の人間と話をしてきた。 流通、メジャー、インディー、マネージメント、小売、媒体など、それぞれポジションは違うが、みんな総じて「あきらめムード」である。 自嘲自虐なギャグもすべりぎみで、舐めあうには深すぎる傷を負っている。 2007年がどんな年だったか。音楽業界にとってはいよいよ冬の時代の本格到来である。 一昨年より去年の方が悪く、去年より今年の方が明らかに悪い。 冬の時代の到来、なんて書くとそのうち春が来そうだが、実際はそんなことはないだろう。 たまたま日の陰った不況というよりは、もっと構造的な問題、本質的な問題なような気がする。 だから本当は「死期を悟った」とでも書いたほうがいいかもしれない。 あるいは「終わりの始まり」とでも。 忘年会も一段落し、時間もある。ちょうどいい機会だ。(感傷
実名にこだわっておられるらしい小谷野敦さんが、以前予告していた通り、自分のブログで私の本名に関する情報を公開している模様。その情報を受け、一部ブログや2ちゃんねる等で既に私の本名が多数書き込まれています。「匿名批判は卑怯」という小谷野さんの「考え」を私に押し付けないでほしいと再三お願いし、エントリー公開後も削除するよう依頼のメールも送りましたが*1、聞き入れてはいただけなかったようです(しかも本人は「ちょっとだけ明かすことにする」と、譲歩したつもりらしい。なんだこのりくつ)。メールの内容に間接的にであれ勝手に言及しないでくれとも言ったのですが、それも華麗にスルー。残念です。ちなみに私が書いたのは「ぐずぐず」ではなく「ぐだぐだ」です(笑)。 小谷野さんには、実名を晒さないようお願いした際、自分は顧客と直接やりとりをする立場であるため、本名を書かれることで職場に何かしらの迷惑をかける可能性を懸
ニコニコ動画はおもしろい。 たぶん、Webサービスにおける2007年最大の革命だと思う。 ただ、ニコニコ動画のおもしろさや技術的な側面については多くの場所で語られているけれど、 どうも今ひとつ表層的な部分で終わってしまって、本質にたどり着いていないような気がするんです。 例えばちょっと前の記事、 ・Second Lifeとニコニコ動画の同期性、“後の祭り”と“いつでも祭り” でも、「コメントが積み重なって、あたかも擬似的に同期しているからいいんだ!」と言われてますが、 それはそうなんだけど、そうだと何がいいのかがよくわからない。 「コミュニケーションが取れる」イコール「楽しい」みたいな図式が自動的にできあがっているようで、 なんとなく釈然としなかったのです。 ・ニコニコ動画に学ぶ、人気サービス開発の極意:スペシャルレポート - CNET Japan こちらも、記事の内容は素晴らしく、なるほ
国連児童基金(UNICEF)、One Laptop per Child(OLPC)、米Googleは12月7日、世界中の子供たちが年長者や家族、友人から聞いた「お話」を共有、保存するプロジェクト「Our Stories」を立ち上げた。 同プロジェクトは、米国で人々の会話や生活を記録している「StoryCorps」プロジェクトからヒントを得たもの。Our Storiesでは、子供たちが周囲の人々にインタビューを行い、現地語で記録した話を、Webサイトで世界中の人々と共有する。それぞれの「お話」には、サイト上のGoogle Mapsからアクセスできる。 Our Storiesではまず、OLPCを使用する途上国の子供たちや、UNICEFのラジオ制作者と共同作業を行っている人々に対して記録用のリソースを提供する。ガーナ在住のダニエル君が語る将来の夢やタンザニア在住のベロー氏が語るマラリアの恐怖など
「ニコニコ動画」「Twitter」はなぜ盛り上がり、Second Lifeは閑散としているのか――日本技芸リサーチャーの濱野智史さんが11月22日、ブロードバンド推進協議会(BBA)が主催したシンポジウム「仮想世界におけるコミュニティサービスの現在」で、3サービスを分析。勝敗を分けたのは「時間軸」だと説明した。 「Second Lifeは、描画が3Dになり、見た目上は進化しているように見える。だが、その進化は本当に、ユーザーが求めているものだろうか。見た目にだまされず、見えないもの――時間に着目すれば、なぜSecond Lifeがバッシングされ、ニコニコ動画が受け入れられたか分かってくるだろう」 コミュニケーションの「同期」と「非同期」 3サービスは、ユーザーがネット上でコミュニケーションするという点で共通する。だがコミュニケーションの「同期性」で見るとそれぞれ異なっており、Second
「見下し型アイデンティティ」と逆ギレ 同性愛者からホモフォビアを指摘されると「黙れ、変態のくせに!!」などとものすごい勢いで逆ギレする異性愛者*1、というのがいます。ヘテロなんて権力握りまくりなんたから、そんなに必死になって怒鳴らなくてもいいだろうに、と思うんだけど、そういう人ってなんかもう可哀想なほど一生懸命になってセクマイを見下そう見下そうとするんですよね。思うにそういう逆ギレヘテロさんたちって、見下していた相手(セクマイ)に論理的に言い負かされることで、「これまで見下してきたアイツらより俺の/私の方が下になってしまう!」「ランクが『下』になったら、自分がこれまでしてきたような一方的な蔑視を、今度は自分が受けることになってしまう!」という恐慌状態に陥っているんじゃないでしょうか。 つまり、そういう人は、ふだんから社会構造が 階層 構成員 上流市民 異性愛者(含む自分) 下層市民 同性愛
先日、DVDレコーダーを作っている部門の偉いさん*1と話をしていたのだが、「(著作権問題を無視したとすれば)YouTubeとBlog, SNSを組み合わせたTV番組の視聴スタイルって最高だよね!」という話題をちぃいいいいっとも理解してもらえなかったのがものすごくショッキングだった。ショックを受けた要因は2つある。 一つはTVの新しい視聴方法を提案・推進しているはずのDVDレコーダー部門の方にもかかわらず、そういった使い方の魅力を認識しておられなかったこと。 もう一つはきちんと概念を説明してDEMOまで見せて説明したものの『私にとってはこの視聴スタイルのどこが魅力的なのかが正直よくわからない』という感想しか出てこなかったことだ。 YouTube + Blog,SNSによって得られる新しい視聴スタイルのメリットとして私が強く推した点は以下のとおり。 基本理念 番組の面白いところだけが見れる C
マルクスにさよならをいう前ににインスパイアされて。 結論からいうと、3つとは 1. 世界は競争に満ちている 2. 決められたルールで競争するのは既に負けである 3. 競争すべき相手を誤るのもまた負けである です。 1.世界は競争に満ちている 確かに、世の中いかなるところにも競争は存在します。子供の教育とはいえ、そのことを隠蔽するのは欺瞞というものでしょう。 しかしながら、競争について教えるべきことはそれだけではない。競争原理主義の皆さんも、実は「競争」というものについてかなりの部分を隠蔽しているのです。 それが、2.以降です。 2.決められたルールで競争するのは既に負けである 受験にしろ運動会にしろ、所詮は人の決めた一元的なルールや基準で「競争させられている」に過ぎません。しかし、グーグルや任天堂、あるいは「ホモ・サピエンス」をみれば分かるように、現実の社会、あるいは生態系においてすら、「
「向こう側」だって別に輝かしく素晴らしい世界などではない。もともと「向こう側」の住人だった人に聞いてみれば、ほとんどの人がそう言うだろう。準ひきこもりだけが際立ってダメな人間として描写されているのは、それが著者の世界観だからである。確かに非コミュにも克服するべき問題はあるだろう。しかしあまりにも非コミュと非非コミュの差を誇大に描き出すことは、余計に社会参加の敷居を高くしてしまうように思う。アマゾンのレビューを見ていても、当事者にとってはこの本の内容は余計に非コミュを悪化させかねないもののようである。mixiでは書けない日記 - 「向こう側」は別に素晴らしくなんかない 同感です。上山和樹氏も以前こう言っていた。ひきこもりは、異常に恥ずかしい。 その羞恥を増幅することで本人の社会意識を高めようとする試みは、傷口に焼け火箸を突っ込んで治そうとするようなもの。 【そもそも社会意識が高くなければ、「
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