優勝しても罰走、生徒は使い捨て、自己満足の監督。高校サッカーの不都合な真実 フットボールチャンネル 2013年12月31日(火)18時18分配信 体罰やしごきが社会問題になりながらも、未だに一部のサッカー強豪校や伝統校では、行き過ぎた指導が行われている。なぜ理不尽な指導はなくならないのか? このほど出版された加部究著『それでも「美談」になる高校サッカーの非常識』(カンゼン)の中でその実態が明らかにされている。 ■「サッカーが苦しい…」 AはJクラブのジュニアユースで活躍し、卒業後は全国でも屈指の強豪校へ進み3年間寮生活を送った。 卒業後は、Jリーガーになることが決まりかけていたという。だが高校の部活を経て、彼はサッカーが怖くなってしまっていた。心身ともにいじめ抜かれ、ボールを見ると震えてしまう。 「やっぱりサッカーは、もういいや…」 そう言ってスパイクを置いた。 中学を卒業する