世界農業遺産に認定されている石川県宝達志水町にある宝達山。 加賀藩の御用金山として栄えた宝の山には、金以外にもう一つの宝物がありました。それは、「葛の根」です。 宝達山のシンボルともいえる「宝達葛」を使ったスイーツが誕生しました。 白いロールケーキの断面をよ〜くご覧ください。 いちばん外側がスポンジですね。卵黄の色をおさえた卵を使用して白さを際立たせています。その内側にもう一層の白い輪、これが宝達葛のミルク葛なのです。半透明な葛に牛乳をまぜてしっとりまろやかにしあげた葛の食感!もっちりぷるぷる弾力〜。 あの〜、ところでそもそも「葛」ってどういうものですか? はい。わたしも知りたくて宝達山の麓へ行ってきました。 写真(左)が葛の根っこです。マメ科の植物ですが、ここまで成長するには20〜30年かかる希少なものです。これを昔ながらの機械で粉砕して(右)繊維にしていきます。