「しっかり説明しているのに、相手にわかってもらえない」という悩みをお持ちの方も少なくないでしょう。それは伝え方を知らないからだといい切るのは、『東大式 相手をひきつける、最強トーク術』(石浦章一著、KKベストセラーズ)の著者。 東京大学で、大学院向けの副専攻「科学技術インタープリター養成プログラム」に当初から携わってきたという人物。自身もそのなかで多くの講師陣の講演を見聞し、究極のプレゼントークを知ることになったのだそうです。つまり本書ではそんな経験をもとに、うっかり陥りやすいトークの欠陥を明らかにしているということ。きょうは第3章「『伝わるトーク』の法則」を見てみたいと思います。 法則1. トークの準備体操「つかみ」の魔術 一瞬にして相手を虜にできる話ができる人には、ひとつの共通点があると著者はいいます。それは、話の「つかみ」がきちんとできているということ。とはいってもネタのようなものを